2129) 「因幡都頼展 『室内あそび』」 創 7月26日（金）～8月11日（日）

　　　　

因幡都頼展　

　　　　　　「室内あそび」 　
　


　会場：ギャラリー創（ソウ）
　　　　 　 中央区南９条西６丁目１－３６
　　　　　　　　Ｕ－ＳＴＡＧＥ・１Ｆ
　 　　　　　（地下鉄中島公園駅から西に徒歩５分。
　　 　　　　南９条通り沿いの南側。）
　　　　　※駐車場は２台分完備
　　　　電話（０１１）５６２ー７７６２

　会期：2013年7月26日（金）～8月11日（日）
　休み：火曜日（定休日）
　時間：１１：００～１８：００
　　　　　（最終日は、～１７：００まで）

　企画：当館　

ーーーーーーーーーーー（8.1）


　昨年見た。今年も、こうして会えるとは嬉しいものだ。企画者にお礼だ。



















　　　↑：「気づかない」・木製パネル　アートグルー　墨　水干　アクリル。



　20代という若い画家による日本画。
　上の作品を見ると、「女性画・美人画」を得意としているのがわかる。

　「綺麗な女性を美しく描く、それはある程度できる。しかし、それだけでは面白くない。醜い男も描いて遊んでやろう。さて、どう遊ぼうか・・・」、そんな展覧会だ。

　この遊び心が天性のものか、あるいは画家として生き残るための模索の一環か？
　どちらにせよ、将来の大作のための下準備だ。きっと、美女は中心になるだろう。因幡都頼はロマンチストみたいだから。その美女に何が絡むか？鳥獣戯画のような生き物か？地獄変のような修羅か？逆に水仙一輪を手にする天界・菩薩図か？

　そのうちに本格的大作を見ることができるだろう。その時に、「あの時の因幡都頼がこうなったのか！」と喝采を贈れれば。今は彼の細々した遊びに、ゴチャゴチャ言わずに一緒に楽しもう。




　　　↑：「嘘はウソを呼ぶ」・和紙 アートグルー 金属粉 墨 アクリル。




　　　↑：「いつか風は吹きますよ」・和紙 アートグルー 金属粉 水干 アクリル樹脂。


　細い物を長く伸ばすのが好きみたいだ。花の芯みたいなものか。引き寄せては引っ付き離さない。女が生き血を吸う道具か？繊細な愛の行為かもしれない。



　　　↑：「見たい、言いたい、聞きたい」・、木製パネル アクリル　膠　金属粉　水干。



　　　↑：「自分が思っているより」・和紙　膠　金属粉　アートグルー　墨　水干。



　　　↑：「たこ足配線」。



　無意味な駄洒落が続く。見てやって下さい、笑ってやって下さい。この冗談、見に行って下さい。



　　　↑：「日はまた昇る」・和紙　アートグルー　金属粉　水干。



　素晴らしい青だ、素敵な線だ、素敵な構図！・・・などと美学論を語ろうか。それは野暮というものだ。なぜなら、「日はまた沈むから」。



　　　↑：「後でやる」・和紙　アートグルー　金属粉　水干　墨。




　　　↑：「河童図」。