栄通記

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2013年 07月 25日

2113)②「第9回茶廊法邑ギャラリー大賞展」 茶廊法邑 終了・7月3日(水)~7月11日(木)

 
第9回 茶廊法邑ギャラリー大賞展  
   
    
 会場:茶廊法邑
     東区本町1条1丁目8-27
     電話(011)785-3607

 期間:2013年7月3日(水)~7月11日(木)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで) 

 【参加作家】
 多数。


 ーーーーーーーーーーーーーーーー(7.7)

2112)①、の続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 前回と同じ会場風景から載せます。そして、個別作品を載せていきます。



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 (以下、敬称は省略させていただきます。) 



 人が沢山集まっている優秀賞・加藤公祐の作品から載せます。それと、都合で個別作品の写真のできがよくありません。全体写真の中から拡大してお見せします。


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   ↑:優秀賞・加藤公祐、「さやけき春の瞬き」。


 何より写実力がしっかりしている。枠一杯に花を描いて、見せ方もうまい。色も黒と赤で攻めて、渋く強烈だ。しかも真ん中に黄色を輝かしている。にくい配慮だ。強くて、目立つ。
 おそらく、道展や全道展に初出品しても何かの賞をもらえる実力だろう。


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   ↑:土岐美紗貴、「more」・(版画)。


 イメージありきの人です。若い学生で、空間と作品を抱き合わせてイメージの袋を膨らませている。 軽さ、浮遊感、そして若さからくる何でもありが魅力でしょう。今回はビシッと作品で勝負してきた。線の絡まりと形や動きが面白い。木のようで安定感があるような、パタリと倒れて線が勝手にどこかにはみ出すような・・・そんな一つの夢・・・みたい。

 現在開催されている、「JRタワー アートプラネッツ グランプリ展」にも出品しています。そちらは小ぶりですが、版画作品を巧みに立体にして見せています。しかも軽く。(今度の日曜日まで。)




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   ↑:津畑クミ、「少女の夢」。


 きっと紫が好きだと思う。ふんわかした丸みのある模様も好きだと思う。色も好きなはずなのだが、紫があまりにも好きで、女の子らしく派手に迫れない。そこが悩ましくて残念でたまらない。もっと色の発色が良くなったらと思った。 
 漫画のような顔立ちに、お下げ髪の線をぱっぱとあしらって、好きな線で自由に遊ばせて・・・できあがり。

 絵は自分に正直に頑張ったが、枠の黒が・・黒が・・重たく暗い。



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 ご本人です。教育大学生の低学年。きっと、もっともっと弾けるでしょう。



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   ↑:奨励賞・佐藤菜摘、「さまよう共通点」・油彩画。


 佐藤菜摘のタイトルは、いつも意味不明で困っている。どうも、画題に関係なく、本人の気分しのままかもしれない。画題の白い生き物と同様に、佐藤菜摘も「さまよっている」のだろう。こんなに明るく自由に振る舞っているのに。若いということはそういうことだ。

 ところで、この白い生き物、最近は頻繁に画題にしている。「夢食うバク」なのだろう。それでは面白くない。「ナツミお化け」と名付けよう。自画像なのだから。



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   ↑:小林由紀美、「白昼」。



 自然風景をバックにしたイメージ画だ。女子学生的な軽い華やかさ。山がある、空がある、雲がある、山の間合いは湖か・・・全てが画家の心を覆っている。ただただ夢見る気分なら、赤で自然を染めなくてもいい・・でも赤で風景を染めねばならない。ただの夢ではないから。自分なのだから。血を通わせなければならない。

 真ん中に自画像を赤裸々に描いている。ここまで描かなくてもと思うのだが、若いエネルギーがそれを許さないのだろう。



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   ↑:牧野充子、「ハウステンボス」。


 全作同様。これも大好きな部類の一つだ。

 この絵の良さは、全作と違い明るさ一本で攻めていることだ。明るさ一本、安易な絵画ということなかれ。影とか、窓とか、飾りとか、反対物をを描かないで、華やかさだけで攻めるのは難しい。
赤系のピンクと緑の補色で埋まっている。
 童画風な雰囲気で、幸せ一杯気分を維持している。人の笑い顔のような花だ。本人の代理自画像もあるだろう。



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   ↑:きみこ賞・亀田真央、「MIKA」・油彩画。


 ふふふと、笑ってしまった。楽しい絵だ。花に包まれ微笑むしかない。




 以下、不本意ながら作品だけを載せます。




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   ↑:奨励賞・氷川美保、「お邪魔するよ、旋律君]・油彩画。




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   ↑:優秀賞・野口秀子、「街ゆく風」・アクリル画。



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   ↑:中田登、「ART in art」。


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   ↑:市橋節こ、「追憶」。



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   ↑:本田滋、「瞬彩の大通り」。

by sakaidoori | 2013-07-25 22:35 | (茶廊)法邑


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