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栄通記

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2013年 07月 24日

2110)「抽象展 6」 たぴお 7月22日(月)~7月27日(土)

    

抽象展 6 
                   
    

 会場:ギャラリーたぴお   
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
     電話・林(090)7050-3753 

 会期:2013年7月22日(月)~7月27日(土)
 休み:
 時間:11:00~19:00
      (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家】
 安味真理 小川豊 今庄義男 加賀谷智子 柿崎秀樹 佐々木美枝子 田中季里 名畑美由紀 能登智子 林教司 藤川弘毅 三浦恭三 宮部美紀 八木野蓉子 吉田英子・・・15名という多数。 
  
ーーーーーーーーーーーー(7.23)




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 当館恒例のグループ展。今回は「抽象」がテーマです。

 作品は小ぶりな大きさで、順番に見られるのをまっています。すっきりしていて安定感があります。何よりおしゃれです。「大作と対峙して言葉をまさぐる」、ではありません。「美術の中に居るんだな」、という安心感です。
 こんな風に並ぶと、お気に入り作品も沢山になってしまい、どこまで個別作品を載せようかと悩んでしまう。楽しき悩みで文は進まず時間だけが過ぎていきます。

 いくつかをまとめて見ながら、もう一度ギャラリーの中に入ることにします。


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 この日は凄く天気が良かった。自転車に乗ってのギャラリー巡りでしたが、太陽が恋しくて早めに家を出た。清々しく走った。
 そんな気分だから女性の作品のほうが比較的印象が強かった。




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   ↑:加賀谷智子、「5月の朝」。


 凄くさわやかに感じた。僕にとっては「7月の昼」だった。今日のような昼には、この作品のような朝の空気は決してない。でも、画家の気持ちよい描きっぷりは僕のペダルの踏み具合と同じだ。視界360°がこちらに向かってくる。全部自分のものなんだ。そんな自分勝手に自然を丸ごと自分のものにした気分。
 空に残る筆跡、楽しそうに腕がしなっている。




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   ↑:(ともに)八木野蓉子


 何より自由がいい。何かを抽象化して、そのイメージが一人遊びしている感じだ。

 左側。太陽と鳥と山と山腹と・・・そんな形や物が互いに結ばれあいながら何かをピーチクパーチク言い合っている。山に見える後ろの物は何だろう?ビルみたい。それだと自然100%ではないが、何でもありの自然様だ。

 右側。これはもう都会だ。街のドタバタする音、電車も走っている。それこそ何でもありの愉しき街の風景だ。




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   ↑:安味真理、「い・の・ち 1」。


 ゲゲゲの鬼太郎と仲間達が楽しそうに遊んでいる。増える増える、膨らむ膨らむ、もっともっとオシクラ饅頭だ。押されれば押されるほど膨らむんだ。押せば命の泉湧く。




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   ↑:吉田英子、「(3点とも)life(a b c)」

.
 ちょっと激しくライフ、さわやかにさわやかにライフ、空気もそなわり静かにライフ。



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   ↑:佐々木美枝


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   ↑:(同じく)佐々木美枝


 「情念のピンクの人・佐々木美枝」だ。
 さわやか風に見えないこともないが、やっぱり激しい人だ。いつも心は燃えているのでしょう。その情熱に焦がされたくもなります。



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   ↑:田中季里



 「海の人・田中季里」だ。海だから黒い海があってもいいのだけど、黒は気分の暗さをいつも現しているのではないけれど、窓の向こうもこちらもブルー気分、という静かな灰色世界だ。黒を試している、という制作上の問題だけではなさそう。「窓」がテーマのよう。



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   ↑:名畑美由紀


 コンポジションあるいは対比、と美術用語で語れればいいのでしょうが、それはその道の方にゆずりましょう。
 今は「不思議な人・名畑美由紀」と呼んでいます。綺麗にコンパクトに収まった気分を楽しむことにしましょう。いつになくジッと何かを見つめている。

by sakaidoori | 2013-07-24 21:38 | たぴお


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