栄通記

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2013年 07月 21日

2103)③「七月展 道教育大学岩見沢校・美術コース学生自主作品展」 市民g. 終了7月3日(水)~7月7日(日)

  

七月展 

北海道教育大学岩見沢校 
芸術課程美術コース学生自主作品展




 会場:札幌市民ギャラリー・1階全室
     中央区南2条東6丁目
     (北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2013年7月3日(水)~7月7日(日)
 休み:
 時間:10:00~18:00
    (最終日は、~17:00まで。)

 【参加学生】
  とても沢山。

ーーーーーーーーーーーーーー(7.6)

 2101)①、2102)②の続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)


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   ↑:3年 空間造形研究室・杉下由里子、「54の告白」・箱 鍵 貴方。


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 素材等の説明に「貴方」とある。素直というか、茶目っ気というか、その若さは素晴らしい。
 鍵付きの箱がじれったくて重々しいが、こぎ開けてみたらキスマークの連発だ。「貴方」もそうだが、「キスマーク」も美術表現の良き小道具だ。男性諸君、騙されないようにしよう。「何、騙されてキスの洗礼を受けたい!」と。同感です。

 そんな冗談は別にして、この反復・増殖・チラリズム手法は栄通好みだ。
 今回は壁面構成だ。空間造形研究室の学生だ。本格的「空間造形」を期待しよう。




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   ↑:2年 版画研究室・三上あいこ、「そう」・布 紙 木版 ゴム版 紙板。


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 おそらく、今展一の好みでしょう。基本的には重たい作風ではないのだが、「はぎ取り」的模様の集積が、僕には軽く見ることができなかった。いくつもいくつもはぎ取っているのだ。それは枕辺の夢の中での世界かもしれない。作家は若い。感性も若いからどぎつくは見せない。が、どこか怪しい心象はぎ取り世界だ。




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   ↑:4年 アニメーション研究室・東海林杏彩、「ぼくたちのにわ」。


 こういうのを作らせると彼女たちは上手いものだ。特に小さいものは。






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 映像研究室の部屋は、いくつかの作品を同時に見せていた。暗闇と映像によるインスタレーション空間に思えて面白かった。映像による空間構成展示、良い試みだ。
  個々の作品の中身&感想は割愛。




 次は日本画研究室を載せます。おそらく全作品です。個々の掲載は割愛。クリックして拡大してみて下さい。


 
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 オーソドックスに「日本画勉強中」という作風です。



 一点だけ載せます。


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   ↑:4年 日本画研究室・打川大恵、「脈路」・雲肌麻紙 岩絵具。


 大きめな作品で目立ちました。それに、やっぱり4年生という感じです。ゴチャゴチャした枯れ枝の塊?一心不乱に丁寧に表現している。画家はここに何を見たのだろう?




 最後に、1室の油彩画等を何点か載せます。



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   ↑:3年 油彩画研究室・小林明日見、「跡」・キャンバス 油彩。


 どこまでもどこまでもかわいい作品です。七色のせいでしょう。木々や家々が児童画っぽくみえるからでしょう。美しく懐かしい遙かな思い出、そんな感じです。




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   ↑:1年・木村麻衣、「こういうこと」・キャンバス 油彩。


 1年生だ。しっかりと絵空事に取り組んでいる。楽しいね。




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   ↑:1年・水上和佳、「威風堂々」・キャンバス アクリル 油彩。


 こちらも1年生だが、超本格派だ。色使い、ポーズと輝かしき堂々さを表現している。きっと細密画も得意かもしれない。




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   ↑:院2 油彩画研究室・清武昌、「引き合う力の現象」・キャンバス 油彩。


 丸みやスピード感や赤みも入って、今までの清武風とは少しは違う。違うのだが、基本的に色のノリ具合が重たいので、軽やか開放感という世界ではない。元々、今回のタイトルのように重力の引きつけあう場を、絵画主題にしていると思う。画家自身が色という重力に引っ張られるのが好きなのだ。
 色々と取り組んでいるのでしょう。




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   ↑:3年 版画研究室・花田麻里、「水を噛む」・キャンバス 顔料 アクリル ガッシュ。


 色が中央で淡く分かれている。そこは水辺線か?
 当然、こういう画風はマチエールを追求するのだろうが、何とも不思議な世界だ。過度に心象に流れるのではなく、風景に心の何かしらをぶっつけている感じだ。決して荒々しくはないのだが、ただただ優しいわけではない。形を変えた青春画か?




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   ↑:2年 空間造形研究室・八谷説大、「印象F」・パネル アクリルガッシュ。


 知的な作品だ。コラージュと思いきや絵画だ。空間造形を指向する学生だ。頭の中ではいろんな空間があるのだろう。今作はその一端か。過去の例で行くと、いずれは資料館ギャラリーで個展発表だ。まだ2年生ではあるが、今年から毎年開いて欲しいものだ。大いに期待しよう。

by sakaidoori | 2013-07-21 22:50 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
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