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栄通記

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2013年 07月 14日

2090)終了「松浦進 展 『cryptic』」北広島市・黒い森美術館 7月1.2.3・・8.9.10日

松浦進 展 cryptic 



 会場:黒い森美術館
     北広島市富ヶ丘509-22 
     電話(011)373-8239

 会期:2013年7月1.2.3・・8.9.10日(月、火、水曜のみ開催)
※ 注意 ⇒ 変則的な開催です。
        

 時間:10:30~15:00 
    
 企画:当館

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(7.10)


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 緑に包まれた、というより、どっぷり森の中の美術館だ。

 国道36号線から「輪厚・竹山温泉」と書かれたでかい看板を目印にして、北広島方面に入っていく。直に温泉を示す看板に出会う。そこを通り越して2分ほど進めば、赤くて小さな「黒い森美術館」の標識に出会う。道路の両脇に設置しているから注意していけば見過ごさない。そこを半信半疑で右折して砂利道を進めば辿り着く。



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 こんな感じの会場です。窓が一面の壁全部を占めているから、広さの割には平面作品の数展示には限度があるかもしれない。
 というか、その窓は緑づくしだから、そこを楽しむのがここの最大の特徴だろう。作品と緑の関係性だ。

 以下、松浦作品を載せますが、かなり写真写りが悪い。作品は黒い森ならぬ黒光りする表面だから仕方がありません。


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   ↑:「イマハイナイ」。



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   ↑:左から、「不安な眠り」、「あらしがくるのです」。



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   ↑:「無邪気で愛らしくて消えて欲しい」。


 背後に、室内から見える屋外の松浦風景を載せます。


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   ↑:(屋外での撮影です。屋内からでは少し違って見えるかもしれない。)


 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 人間大好き、人間のすること大好き、人間に関わること大好きな松浦進だ。だから、当然「人間」が画題だ。そして黒で表現する。「黒と人」が主題だから、内面追求型の作家と思いたくなる。今展のテーマも「cryptic (隠れた、秘密の)」という意味だ。「やっぱり内面表現か」となってしまう。

 でも、今展の作品群はあまり精神性を感じない。むしろ「遊びと」とか、「関わり」とか、健全な若者のありようだ。おそらく作家は人の動きや動作、微妙な感情表現を得意としているのだろう。だが、「人の内面」も気になる。それに迫れればとの願いもあるだろう。が、そこに全神経を集中するには作品自体の明るさ、楽しさ、可笑しさと矛盾する。作品自体の持つデザイン性ともどう絡ませていくのか?それに、本当に「黒」オンリーの作家なのだろうか?痛めつけるような「黒」に迫れるのだろうか?色味は隠し味程度の関心なのだろうか?

 道都大(シルクスクリーン専攻)を卒業してまだ日は浅い。が、めざましい成長だ。「人間精神の隠れた黒」、いつの日にか出てくるかもしれない。長く作家をすること、そこからきっと生まれるだろう。いろいろなことをもっともっと楽しめばいいのだろう。いろんなものが出てきそうで期待したくなる。



 緑に包まれた美術館、これほどスッポリと収まった場も珍しい。美術愛好家ならば知っていて損はない。今回が初訪問だった。事情が許せば、今後もその風景共々掲載しよう。


 建物の周りは遊歩道も完備しています。何枚か載せます。ただただ緑を見て下さい。それに森の黒も。




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   ↑:(美術館の裏側。)


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by sakaidoori | 2013-07-14 11:40 | 黒い森美術館


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