人気ブログランキング | 話題のタグを見る

栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ
2013年 06月 03日

2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)

   
      

だてまこと


 会場:ギャラリー ミヤシタ
      中央区南5条西20丁目1-38 
      (南北の中小路の、東側にある民家)  
      電話(011)562-6977

 会期:2013年5月8日(水)~5月26日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.26)


 2回も見に行った。2度目は作家に会いにいったようなものだ。個展の時にしか作家に会えない。来年までお預けと思うと寂しいものだ。
 2度も見たことだし、作家とも会話ができたのだから、直ぐに書けると思った。そのつもりだったのに、いざ書くとなると筆が進まない。多分、格好良く書きたいという色気が強くなったのだろう。


 会場風景&作品を載せます。


2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_15572886.jpg



2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_15574091.jpg




2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_1643599.jpg



2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_1661268.jpg



2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_1651312.jpg




 以下、作品の大きさは全て420×300㎜、A3です。



2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_16251684.jpg
2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_16252840.jpg




2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_1626718.jpg


2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_16273534.jpg



     ↑:(右側は、左側の作品の部分図。)




2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_1628085.jpg
2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_16281696.jpg
     ↑:(右側はDM作品。)



 抽象画です。

 最初見に行った時は、曇天で会場には光も入らず暗めの世界だった。その会場に入るなり、「暗い」という印象に囚われてしまった。「相変わらず心の襞を描いているのか。腸の内面を、暗闇の中で手探りで見ているのか」、そんな思いでしばし会場をうろつく。たたずむこと数分、照明に当たる作品がいきなり明るく見えた。「あれっ、意外に明るいではないか。本当のところは暗いのか明るいのか?」

 2度目は絶好調のお天道様で、光が会場を照らしていた。作品は日に当たって実に明るい。

 明るいから遠目で楽しめるのだが、何やら細々とした世界だから、どうしても近づいてしまう。作品に顔を近づけて、何を描いてあるのか、何を描きたいのかを食い入って見てしまう。
 結局、だてワールドは体を屈ませて、目を近づけて、なめるようにして見なければならない。作品の明るさは関係ないともいえる。確かに明るくなったが、それは作品の本質と言うより、人間大好きの画家が、人目に付きたいためのサービスかもしれない。

 食い入るようにして何を見せたいのか?

 「作品に食い入らすこと」そのことが当面の目的なのだろう。心の奥底の何かを赤裸々に見せたいのかもしれないが、それは絵画というベールの中に包ませる。今は、物質でしかない色の集積・痕跡・塊を「生身の絵画」にしたいのだろう。だから、作品が綺麗とか、より良くなったとか、深みが出たとか、そういう「絵画的」なことは二の次なのかもしれない。二の次なのだが、「絵画らしく」するために「明るく」なったのだろう。DMに使った作品などは、ざっくばらんな動きも入れた。絵画が動きたかったのではない。画家がちょっとイタズラしたみたいだ。

 だてまこと は「何かを描く」というより、「絵画をする人」なのだろう。十年一日のようにして生身の肌感覚を大事にする絵画姿勢、それは坊さんのようだ。そんな絵画する人に一年に一度は会える。地元の良さだ。嬉しく楽しく頼もしい限りだ。



2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_17373552.jpg
2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_17375468.jpg




2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_17385818.jpg


2083)「だてまこと 展」 ミヤシタ 終了5月8日(水)~5月26日(日)_f0126829_17391690.jpg
     ↑:(左の作品の部分図>)

by sakaidoori | 2013-06-03 18:11 | ミヤシタ


<< 2084) 「瀬川葉子 展 『...      ※ 栄通の案内板  6月(2013) >>