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栄通記

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2013年 05月 31日

2081)①「第8回 しんか展」 大同  5月30日(木)~6月4日(火)

  

  
第8回 しんか展   
  

 会場:大同ギャラリー 3階4階
     中央区北3条西3丁目1
      大同生命ビル3階 4階
      (札幌駅前通りの東側のビル。
      南西角地 。)
     電話(011)241-8223

 会期:2013年5月30日(木)~6月4日(火)
   ※ 2日(日)は、14:00~ 
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 主催:しんか展プロジェクト
 後援:札幌パイロットクラブ

ーーーーーーーーーーーーーー(5.29)

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     ↑:(3階の風景。)



 午後6時の閉館というのに、6時10分に行ってしまった。当然×なのだが、お願いして写真だけ撮らしてもらった。とても鑑賞したとは言えない。だから個別作品の感想記も書けない。
 もう一度行って、しっかり見てきます。

 折角写真を撮ったのです。以下、会場風景と作品群として紹介します。


 あっ、「しんか展」の説明を忘れるところでした。
 知的に障がいのある人達の公募美術展です。ですから、作品発表は、参加者自身の積極的意思に基づいてのものばかりではないかもしれません。関係者が「見せたい」、「交流したい」、「彼らが美術を通して積極的に社会参加して欲しい」というものでしょう。

 そして、「しんか」に三つの思いを込めて展覧会は成り立っているのです。

 ・真の芸術性を競う場になって欲しい。
 ・この美術展に応募する毎に作者の芸術性が深まって欲しい。
 ・作品が正当な評価をうけることで自信をつけて欲しい。


 アールブリュットと言えばいいのでしょう。そんな言葉に関係なく、ちょっと風変わりな作品、でも何だか気になる作品に出会えるでしょう。少なくとも僕はそうです。楽しみましょう。
 「美術」をいろんな角度で見て感じて考える良い機会です。当然、「人間の表現」再考の機会です。


 3階と4階で展示。
 3階は子供っぽい楽しさが一杯だ。
 4階は受賞作もあって、人目を惹く作品が多い。

 3階の作品を紹介します。


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 以上、3階の全作品。


 時間のない中で瞬時に選んだ作品を載せます。


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     ↑:久田真輝(札幌)、「こいのぼり」。


 この口元、思わず笑っちゃった。無限の可能性を秘めた口の穴だ。


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     ↑:工藤拓真(釧路市)、「大仏」。


 チェ・ゲバラを想ってしまった。孤高の存在というか、逞しさと寂しさのミックスだ。



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     ↑:吉田怜央(札幌市)、「旭山動物園号」。


 まったるい円さが印象的だ。もこもこモコモコと電車がいく。気分は弾丸列車だ。這いつくばって豪華客車のお出ましだ。



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     ↑:川西延尚(高松市)、「のぶくんと世界の国旗」。


 この作品に限らず、タイトルの多くは関係者が命名していると思う。
 今作、中央の人物を自画像とタイトル命名者は見たようだ。もし命名者が作家をよく知る人ならば間違いないだろう。
 国旗に囲まれた自分自身、何て眩しいのだろう。ついつい我が身を振り返ってしまう。




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     ↑:幅中佑氏(札幌市)、「お正月とおかめとかがみもち」。


 何てったって動きがある。絵が動いている、色が気分が楽しさが廻っている。何を描いているのかも分からないぐらいだ。大漁旗のよう。やっぱり風にあおられてぶるぶると旗めいている。



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     ↑:齋藤毅(札幌市)、「2012年優勝パレード」。


 整然と抜くことなくびっちり描き込んでいる。美術の約束事をきっちりと守って、丁寧に丁寧に描きすすめている。色は燦々で、人が一杯だから動きがあるようだが、不思議に閉じられた世界だ。おそらく、絵画としての約束を忠実守っているが故に、どこかで何かが起こりそうな静止画になっている。
 あまりにも破綻なきパレード風景、統御された人工美、それは画家が一人埋没している桃源郷のようだ。


 
 4階の作品を何枚か載せます。3階とはムードを異にして見える。


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 4階の個別作品は②に続く、です。
 上の作品、写真で見ていても何かが出てきそうでワクワクします。もう一度行って、しっかり見てきます。そして報告します。
 (一点だけ載せて①は終了です。)
 

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     ↑:三澤隆(遠軽町)、「あたまの中」。




 

by sakaidoori | 2013-05-31 22:07 | 大同


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