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栄通記

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2013年 05月 25日

2071)③「徳丸滋 展」 時計台 終了5月13日(月)~5月18日(土)

         


徳丸滋    
  
        

 会場:時計台ギャラリー2階 B室
      中央区北1西3 
       札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
     電話(011)241-1831

 会期:2013年5月13日(月)~5月18日(土)
 時間: 10:00~18:00 
      (最終日は~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.14)


 2054)①、2061)②の続き。


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 確か、隔年で個展をされている。だから、掲載の機会は沢山あると思う。それでも、氏のような緊張感溢れる作風を、言葉を交えてたびたび掲載するのは難しいことだ。今までがそうだった。今回は過去の反省を踏まえて、作品だけでも沢山掲載したい。
 ということで、今回は言葉少なく、残りの作品を載せていきます。

 初めは、日本画のような線と青の幽玄美です。


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          ↑:「白樺林」・41×61㎝。



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     ↑:「林」・45×133㎝。


 僕の写真では伝わらないが、青がとびきり輝いている。明るいのだが、それでいて奥域があり沈んでいく。
 おそらく、氏の若かりし頃だったら、同じ青でも、暗く表現したであろう。見逃さないで食い入る姿勢、そういう青だ。今作、広く深く観想の世界だ。




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          ↑:「雪降り」・53×73㎝。


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          ↑:「楓」・41×53㎝。



 この明るい発色!


 若い人達の作品、画題は自由で自然なのだが、暗めのくすんだ色合い表現が目立つ。それを意図的に表現しているのならば良いのだが、発色の研究不足も感じる。普通に重ね塗りをすれば濁るのだろうが、そこは色味の研究で、自分好みを追究して欲しい。他人を真似ればいい、先達に直接伺えばいい。絵画、研究勉強探求あるのみだ。




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          ↑:「羊蹄山」.41×53㎝ P10。



 氏が羊蹄山の小品を描く時は、随分と可愛いくなる。息抜きとか、楽しみとか、そういうリラックスした姿勢で臨むのだろう。日々の絵画制作のためのウォーミングアップだ。
 今作、キュッと引き締まっている。いつもの軽さが薄い。手前の林といい、緩めない作品だ。



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          ↑:「羊蹄山」・33×46㎝ P8。


 おそらく、今展で一番リラックスした作品だ。手前の林、木々の色の配列は児童画風だ。山の形もどこか可愛い。
 今作、イベント・ポスターの原画だ。親しさに重点を置いたのだろう。それでも、普段のポスター用作品はもっと明るく楽しい。感情の起伏をちょっぴり抑え気味にして、淡々と楽しんでいる。



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          ↑:「カボチャ」・33×24㎝ F4。


 あ~、何というカボチャだ!とても食えない。ただただ飽かずに見るばかりだ。色の緊張、線の緊張、ただただ緊張するばかりだ。



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 →:「細い木」・46×33㎝ P8。

by sakaidoori | 2013-05-25 12:30 | 時計台


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