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栄通記

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2013年 05月 13日

2048)「藤井忠行 -しずかな連記-」 STVエントランス 4月29日(月)~5月19日(日)

  


藤井忠行 -しずかな連記   
              

      
 会場:STVエントランス・アート
      中央区北2条西2丁目
       STV北2条ビル 1階ホール
      (南進一方通行の西側のビル。) 
     電話(011)207-5062

 会期:2013年4月29日(月)~5月19日(日)
 時間:月~金  9:00~18:00
     土日祝   9:00~16:00
      (最終日は、~15:00まで)

ーーーーーーーーーーーー(5.7)



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 (タイトルは全て「しずかな連記」。ⅠⅡⅢと通し番号がうってある。)




 木の材を、なんということもなく彫刻して作品が群れをなしている。
 が、彫刻作品とは呼びにくい。個よりも全体に意味を感じるから。
 「素材を生かした自然との対話」、無難な言葉だ。確かに、作家にとって「自然」は重要な要素だ。それは間違いない。が、どこかしら自然との距離を感じる。自然との一体化や埋没ではなく、都会心すらも否定せずに、作品群の背後と大きく向き合っている。

 シンプルで優しく素材を「加工」し・・・その自然さに反した、都会的な幾何学雰囲気も楽しみ・・・自然を全面的に謳歌するでもなく、人工美も違和感なく取り込み・・・場の雰囲気とか、何もかも大きく包み込んでいる。それは魅力なのだが、その魅力を突き進めて考えようとすると、大きな壁に突き当たってしまう。おそらく、作家自身が現在進行形の人なのだろう。作家自身が心を大きくなりたいと願い、膨らむように膨らむように自然と対話しているのだろう。現代社会のあれやこれやのこだわりを持ちながら。

 遊び心もある、大らかさもある、自然も都会性も人為性も・・・とにかく否定することなく空間を作る姿勢に感じ入ってしまった。



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 一皮剥けた男達だ。若々しく凛々しく、そこにある。




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by sakaidoori | 2013-05-13 00:08 | STVエントランスホール


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