栄通記

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2013年 04月 28日

2032)「ひみつきち展 ~14人の宝物~」 アイボリー  4月24日(水)~4月28日(日)

   

ひみつきち展 ~14人の宝物        
    
    
 会場:ほくせんギャラリー ivory(アイボリー)
      中央区南2条西2丁目 
      NC・HOKUSENブロックビル4階
      (北西角地、北&西に入り口あり)
     電話(011)251-5130 

 会期:2013年4月24日(水)~4月28日(日)  
 休み:
 時間:11:00~19:00
      (最終日は、~16:30まで)

 【参加作家】
 大内里絵子 菅野早帆 木村怜美 島本さとみ 千葉麻美 猫宮まどか 山崎麻乃 阿部ゆう 飯野佑理 板津奈々子 小島小夜 佐藤歩惟 時田麻里奈 能登有嵯・・・以上、14名。(北海道教育大学美術関係現役&OB)   

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.27)


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 こぢんまりと気持ちよくまとまったグループ展。タイトルの「宝物」が示すように、「ちっちゃくても、それぞれの大事な宝物」だ。できれば、「あふれる宝物」のほうが若いエネルギーを感じて楽しいのだが。


 とても全員は載せれません。わずかばかりの人達ですが楽しんで下さい。



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     ↑:山崎麻乃、「キルトルーム 2」。



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 キルトだ、パッチワークだ。古物や切れ物をゴマンと集めて、切って張って縫い合わせて、あれこれと拡がる自分の世界だ。

 「ルーム」と名を売っているのだから、いっそのこと4畳半ぐらいの部屋を作ればよかったのに。キルトカーテンをめくってキルトルームに進入、そこは山崎麻乃の夢の中だ。キルトの裏側が見えるからダメだって?裏が見えたって良い。裏があっての人生だ。裏を見せたくなかったら、反対側も表地で作ればいい。何っ、大変だって?秘密基地なんだから、めっとりと自己追求しなくっちゃ。




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     ↑:佐藤歩惟(あい)、「シカクカクちゃぶ」。


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 脚も折りたたみ式で、愛すべき今風ちゃぶ台だ。
 表面の手触りはすべすべ滑らかなのは当然だ。貼り合わせているから、微妙にウェーブラインというか凸凹感が伝わってきて、これが何とも宜しい。真っ平らな機械感とは違った味がある。模様や引っ付き具合も角張っていて、完璧精巧派の職人が見たら口がへの字になるかもしれない。ところが、この素人クササというか、ウブな精巧さが新鮮だ。なかなか愛すべき一品だと思う。

 現役の学生とのことだ。金工が専攻で、木工との兼ね合いを模索中とのことだ。鉄もする、木もこなす、なかなか器用な人なのか。




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     ↑:阿部ゆう、「town」。


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 釉薬無しの質感がいじらしい。

 大きいのが大好きな当方ですが、この人に特大は求めにくい。ならば、小物を沢山作って、「阿部ゆうの街作り」に励んだらと思う。焼き物で間に合わない時は、色鉛筆でドローイングだ。可愛くって暖かそうな街を作ってくれるだろう。






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     ↑:菅野早帆、「モギーと相棒の物置 (おっちゃんこ/のびのび/まるまる)」。


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 この作品は数だね。とりあえず、嘘八百の800個だ。鋳型で作っているのだから、やる気があればそれほど難しくはないだろう。ついでに鋳型は10種類ぐらいは欲しい。
 さー、その800個をどう料理するかだ。期待しようではないか、菅野早帆のあふれる世界を。物置から小部屋へ、小部屋から大広間へ、大広間から街にでよう!




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     ↑:小島小夜、「かくしちゃった」。


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 やっぱり、こういう作品展には絵が欲しい。それなりの量を、しっかり気分でまとめてくれた。ここまで描けば、もっともっと描きたいだろう。





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     ↑:木村怜美、「十人十色お茶わん」。


 日用品に徹した焼き物だ。というわけで、僕も一つ買った。早速、今日の朝ご飯に使った。ちょっと大振りで持ちやすい。青が新鮮だった。


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          ↑:時田麻里奈、「連れてって」。




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          ↑:千葉麻美、「うじりとさじり」。


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 「うじりとさじり」?何のことはない、「右尻と左尻」だ。なかなかアイデアがハッピーだ。次は、「うぱいとさぱい」を期待しよう。



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          ↑:大内里絵子、「トランシルバニア○○」。





 教育大学生のグループ展が非常に多い。概ね今展のような感じで、小品に多人数という構成だ。思うに、誰か言い出しっぺがいて、それに皆なが反応しているのだろう。何かを作っているし、描いているし、それを見せたい気持ちが強いのだろう。一方で、小なりとも完結した姿で自分の世界を見せるまでには至っていないのだろう。
 こうしてグループ展を多数開くことは良いことだと思う。が、このグループ展のうねりがもっと高まればと思う。個展、二人展、三人展とか、より個人の責任の高いものになればと思う。そういう伝統を築いて欲しい。今は、その前段階の時期だろう。



 今日(28日)までの展覧会です。



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by sakaidoori | 2013-04-28 07:58 | 北専・アイボリー


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