2013)「飴屋吉丸×キノ子 ハジメマス。 『友ダチノ友ダチノ ハナシ』」 g.犬養 4月3日（水）～4月15日(月)

　
　　　　　　　
　　
飴屋吉丸 × キノ子　ハジメマス。　

友ダチノ友ダチノ　ハナシ　　　　　　　　　　



　会場：ギャラリー犬養 １階・お風呂ギャラリー　　
　　　 　　豊平区豊平３条１丁目１－１２　
　　　　　電話（０９０）７５１６ー２２０８　

　会期：2013年4月3日（水）～4月15日（月）
　休み：火曜日（定休日）　
　時間：１３：００～２２：３０ 　

ーーーーーーーーーーーーーーー（4.13）





　当館２階は「犬養康太 個展」。そして、その仲間展のような二人展が１階のお風呂ギャラリーで開かれている。Ｈ大好き、薄気味悪いの大好き、血を見るのはもっと好き、そんな世にも楽しい絵画展だ。場所は、昔のお風呂場。というか、しごき小屋みたいで、好き者は隠れHをしそうだ。
　もっとも、制服姿の女子高校生が作品を眺めては、「これ可愛い」と言い合いそう。ピンクのウサギやパンダやキリンさんのぶら下げものがよく似合う。そんな風変わりで楽しく薄気味悪い部屋だ。


　狭いながらも二部屋の会場だ。

　その手前の部屋は－－－












　奥の部屋は－－








　（以下、敬称は省略させて頂きます。）


　ピチッと額装してある。狭い部屋故に絵画空間を明確にしたいのだろう。

　額装内の赤いマットが飴屋吉丸。目くるめく賑々しさ、「ご婦人方、近寄れば昨日の幸せは戻りませぬぞ」と、案内役の迷紳士がのたまいそう。

　白いマットがキノ子。恐いムードは飴屋吉丸と同じだが、冷ややかな空気感がウリだ。無言劇で営まれるあやかしの園、という雰囲気だ。

　江戸川乱歩の名探偵明智小五郎の挿絵の世界だ。
　展示は物語としての構成をとっているのかもしれない。申し訳ないが、ランダムに個別作品を載せます。



　初めはキノ子。


　　　　　↑：左から、「メリーさんの電話」、「合わせ鏡」。


　　　　　↑：左から、「こっくりさん」、「結婚相手が映る洗面器」。


　静か静かで不思議不思議、こわいこわい、胸キュンキュンの世界。




　次は相方の飴屋吉丸。


　　　　　↑：左から、「フジツボ」、「口裂け女」。



　　　　　↑：左から、「深夜の砂嵐」、「ケテケテ」。


　「あれ～、助けて～」、さて、正義の味方月光仮面は現れるのでしょうか？
　お顔が写真のようにリアルで、そのリアルな顔で罪のない物語が繰り広げられる。