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栄通記

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2013年 03月 22日

1984)「CUBE (小樽潮陵高校写真部卒業生・写真展)」 エッセ 3月19日(火)~3月24日(日)

  
   

CUBE 

   小樽潮陵高校写真部卒業生
   photaru C-love による写真展
    


 会場:ギャラリー・エッセ
     北区北9条西3丁目9-1 
       ル・ノール北9条ビル1階
     (南北に走る片側2車線道路の東側。)
     電話(011)708-0606

 会期:2013年3月19日(火)~3月24日(日)
 休み:月曜日
 時間:10:00~19:00
     (日曜日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(3.21)

 写真展が続きます。二十歳前後の若い人達です。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)



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 きちっと被写体に向き合っていて、初々しい蕾展のようだ。花開きたいが、廻りの様子がわからないし、自分自身もどうやって振る舞うのかが見えてこない、そんな遠慮がちな小ささコンパクトさも多分にあった。
 それに、この会場は広い。天井も高く、壁や空間も真新しい白味が支配しているので、普段着の展示をしていると作品が小さく見える。今展はそれなりに大きめサイズではあるが、まだまだ小さい。それに出品数も少ない。多人数の平等性にも配慮しているから、他者の領域には精神的にも犯そうとはしない。その辺りが不満だが、それは初体験だから仕方がない。それはそれとして、初々しさを大いに楽しんできた。

 多人数の出品です。疲れたところで止めます。


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     ↑:Kuma


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 一瞬、何が何だかわからない。キャプションのシルエットで「蒸気機関車」だと知れる。
 機関車を有り体の大きさではなく、ハンパでない接近度が良い。マイカメラを機関車のように扱う人だ。随分と機関車を見て触って乗って迫って聞いて感じて、自分のものにしている。観察者の目だけではない。自分自身の投影、願望とも思える気合いの入れようだ。
 3枚とは惜しい!!大きめサイズで横一列にガッツ並べて、「どうだ、黒光りする機関車だ。オレが分かるか!」の心意気を!あるいは、大きな大きなたった一枚で、堂々としたKuma機関車を見せて欲しかった。



   ※※※


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     ↑:ARIMI


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   「今回はごめんなさい。来年期待して下さい!!!!!!


 キャプションの自己弁明書だ。本当にそうだ。

 人のシルエットが好きとのことだ。今回は小振りの人物シルエットだ。いろんなパターンを持っているのだろう。是非是非、こちらの脳みそが黒く染まるぐらいにエネルギーを発散させて欲しい。


 ※※※


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     ↑:ちーやん、「ポートレート大好き」。


 同輩の女性をやさしく素直に撮る人だ。普段着のちょっと外向きの意識、ホッペもフックラ、目も輝いている。楚々とした女性達、もっと見たかった。


   ※※※


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     ↑:アヅマ鶫、「17歳40ヶ月 少女の少女による少女のための少女 シンゾウとは此れ如何に」。


 表現者は「記号論としての少女」を述べている。僕は普通に「思春期の少女」表現として見た。二十歳頃を青春時代とは呼べるが、思春期と呼べれるのか?そういう意味では、表現者にとっては「まっただ中の思春期」ではないだろう。過去完了形ではないが、つい最近まで在った「自分の思春期」を見直し、問いつめる作業の一貫かも知れない。

 写真と同時に言葉もある。写真だけでは溢れる思いを満たせないのだろう。「記号論」というベールで今は進んでいる。一枚一枚ベールは剥がされ、少女は二十歳に、青春に、大人に女になる。撮影者はどこまで「女」を追究するのだろう?視点は他に向くのか?それは女の深化か?単なる移動か、変更か?


   ※※※


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     ↑:弥沙、(自己紹介文無し。)


 一人だけ風景での出品だ。それも。空と雲と電信柱と巨大石?という地味さだ。ダーク調だから地味さは3倍だ。
 心象といえばそうだろう。特に左側のモヤモヤ感はドロドロやゴッタ煮感も出ている。でも、強く表現しているのが良い。

 撮影者は高く伸びるものが好きという。電信柱、高層建築、塔・・・。高く伸びた先には空がある。だから空を撮るのだろう。空には雲がある。あの雲のようになりたいと思っているのだろう。その雲に自分の気持ちを託しているのだろう。モヤモヤしたダークな面持ちを。
 暗い気分の時に、暗いものを「強く」出す。実に良いことだ。そのために表現というものがある。彼女はそれを実践している。もっともっと暗い気持ちを大きくボンボンと出せばいい。より落ち込むか、朝日が射すか?それはわからない。ただ、自分に忠実に、一所懸命に暗さを表現すればいいのだ。


  ※※※


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     ↑:全員の集合写真。




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     ↑:Ayu




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          ↑:しおり




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     ↑:kamda


 清楚な作品。真ん中にスポットを当てて、廻りが光でやさしく包んでいる。もう、しっかりした立脚点に立っている。この表現から少しずつ少しずつ深まって拡がって大きくなればと思った。





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     ↑:嶋田


1984)「CUBE (小樽潮陵高校写真部卒業生・写真展)」 エッセ 3月19日(火)~3月24日(日)_f0126829_1228144.jpg 「ふわっと見て下さい」。

 確かにこういう見せ方をすると、ついついお座なりに見がちになる。日常を撮影者は日常的に撮っている。しかし、家族の屋内の日常を、そのまま世間に晒すことはできない。「家族の日常」は他人に見せるところではないから。そこんところをフワッと嶋田感覚で「屋内」に迫っている。左側の写真群、あ~、涙の泣き笑いが出てきそうだ。コソッとチクリと人の秘部を楽しんでいる。他人と共有したがっている。侮りがたし「嶋田××」は。












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     ↑:あっちゃん、「笑舞」。


 屋内の祭練習風景だ。
 あっちゃんと話した。屋外の祭を撮りたいという。祭本番は皆なが撮っているから、個性的作品は大変だ。だが、撮りたいのが一番だ。
 まだまだ撮影者が祭気分からは遠い感じ。カメラや目や手や足や息が祭ってない感じだ。綺麗に撮ろう、上手に撮ろう、そんな上品さがある。祭になれば、演技者はオッパイ振り回して、露出覚悟の熱演だ。お尻だって右に左に飛び回る。そのスピードに負けないだけの意気込みを持たねば。今回の練習風景は、あっちゃんにとっても練習だ。練習が肝心だ。本番になったら考えずにバチバチシャッターだ。忙しいぞ~。次回の本番を楽しみにしています。




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     ↑:Marina ABE、「せかいのみみ」。




 高校時代に、それぞれの撮影者は「写真」を随分と楽しみ身近なものとしていた感じだ。「世間に見せる、発表する」という経験不足を感じるが、素直なカメラ生活が新鮮だった。自覚と継続、できれば高い志を期待したい。



 なぜだか、全員の作品を載せてしまった。駄弁、お許しを。

by sakaidoori | 2013-03-22 13:36 | エッセ


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