栄通記

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2013年 03月 18日

1979)①「札幌大谷大学短期大学部+芸術学部美術学科 選抜展(Ⅱ期)」 時計台 終了3月11日(月)~3月16日(土)



札幌大谷大学短期大学部
       +
芸術学部美術学科

      選抜展 Ⅱ期
  
        


 Ⅰ期:2013年3月4日(月)~3月9日(土)
          油彩 日本画 版画 彫刻 

 Ⅱ期:2013年3月11日(月)~3月16日(土)
          グラフィックデザイン 情報デザイン 写真 映像
 

 会場:時計台ギャラリー Ⅰ期 2階ABC室 Ⅱ期 2階AB室 
      中央区北1西3 
       札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
     電話(011)241-1831

 時間: 10:00~18:00 
      (最終日は~16:30まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(3.16)

 ここの大学に映像や写真の美術コースがあるのを知らなかった。おそらく、4年生大学を目指す中での新分野開設だろう。そして、絵画関係もそうだが男性の名前もチラホラ見える。平成24年度より、大谷も「4年制の芸術学部美術学科」を新設する。ようやく美術系も短大にサヨナラだ。名実共に私大の美術大学だ。

 会場風景を初めに載せます。「大谷の写真やポスター、美大のビジュアル」に注目して下さい。学生の持ち寄り研究発表会という雰囲気は強いが、どこか初々しくて新鮮だった。個々の発表も大事だが、会場全体での主張性や構成にも意欲的な「大谷大学」になって欲しい。そして、有志なり個人が大学を離れて発表等の活動をして欲しい。大きく成長して下さい。


 始めに、デザイン関係を集めたA室の会場風景。ちょっと写りが悪いですが我慢して下さい。悩ましき栄通写真技術です。



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 次は写真や映像のB室。


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 A室から適当に個別作品です。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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     ↑:デザイン2年 東野愛理、「HAIR 100%」・造形 写真 15×10×8㎝ 髪の毛 Photoshop インクジェット出力。


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     ↑:(同)


 官能美を追究していて目を惹く。コンパクトにまとまり過ぎに思えるが、学校展だからか。どこでもいいから、壁一面で、空間全体で表現して欲しい。是非見たい。何はともあれ、資料館ギャラリー辺りで一部屋表現の練習だ。髪から湧き出る蝶々が部屋中を飛び回る。どこまで狂おしい部屋にできるだろう?



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     ↑:デザイン2年 畠山ちず子、「SUPERVISION MARKET」・ポスター コラージュ立体作品 写真。


 この作品も、壮大なプランの見取り図だ。大谷の大学祭で廊下なり広い空間で遊んだらいい。保育園に出張展示もいい。触られて遊ばれて壊されて、それでも増える四角い夢だ、ワンダフル・マーケットだ。その中に、ちょっとドロッとしたものも入れて怖がらせる、それも愉快だ。


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     ↑:専攻デザイン2年 荒木紀理子、「Trash is Beauty」・グラフィックデザイン ポスター A0 5枚。



 ミルキーの紙くずなどで服をデザインしている。それらを着て、チャーミング ガールの嬉し恥ずかしモデル・デビュー。
 全体を過不足なく撮って、過不足なく主張している。もっと大胆にというか、アップだとか、強調だとか、意外性だとか、入れ込みを強く主張したらよかったのに。折角の紙くず洋裁なのに、目立つように見せてあげたらよかったのに。
 おそらく、荒木紀理子はあんまり出しゃばらないタイプかもしれない。静かな人かもしれない。本人がもっと目立ちたがり屋になってもいいのかもしれない。


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     ↑:専攻デザイン2年 片丸七彩、「もったいないよ?」・グラフィックデザイン ポスター B1 5点。




 次は絵本です。

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     ↑:グラフィックデザイン3年 佐藤円香、「いたずらおばけ」・絵本 15×15㎝。


 絵本も10点展示。上の作品が一番楽しかった。絵が魅力的だ。色も線も明快で、生き生きしている。手作り絵本の傑作だ。





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     ↑:専攻デザイン3年 多湖優理香、「廻遊街」・インスタレーション 発泡剤 アクリル。


 楽しい造形だ。これも廻遊街の見本だ。50個位が立ち並び、その間にも何かと工夫を凝らせて、多湖優理香の夢未来だ。



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     ↑:デザイン2年 川口那由太、「狸小路・すすきの」・デジタルマットペイント Photoshop インクジェット出力。


 いわゆる合成写真だ。狸小路とすすきの近未来だ。危機崩壊を表現しているのだろう。それは僕たちの住む街への警告なのだろう。
 いわゆる社会批判、文明批判を表現しているのが頼もしい。が、この作品段階ではまだまだ草稿だ。
 デジタルなのだ。4倍くらいの大きさにして、その中に沢山の物を入れ込んだらいい。都市は増殖する、ゴミを拡大再生産する。その都市のエネルギーに負けないぐらいのエネルギーを一枚の作品に押し込みたい。どこまで過剰に切り抜きを入れ込むことができるか、そこにこの作品の価値があると思う。一枚一枚の入れ込み写真の精度よりも、チマチマと張り込むネッチコイ作業が大事だろう。


 ②に続く

by sakaidoori | 2013-03-18 21:52 |    (時計台) | Trackback | Comments(0)
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