栄通記

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2013年 03月 14日

1972)②「SPPPORO ART MAP 展」 500m.美術館  2月2日(土)~4月19日(金)

  

SPPPORO ART MAP    




 会場:500m美術館
      地下鉄東西線コンコース、
      (「地下鉄バスセンター前駅」から、
       「大通駅」に向かっての約500m。)
     
 会期:2013年2月2日(土)~4月19日(金)  
 休み:無し(年中無休)
 時間:7:45~22:15(照明点灯時間)
      (最終日は、~17:00まで)

 【出展者】
 犬養ギャラリー アートマン・ギャラリー サロン・コジカ ハナアグラ ギャラリーたぴお ト・オン・カフェ スカイホール CAI02 ギャラリー創 「より(i)どこ オノベカ」 六花文庫 「ギャラリー門馬 & ANNEX」 ギャラリー・レタラ 札幌宮の森美術館・・・14ギャラリー。 
 


ーーーーーーーーーーーーーーーー(3.3)

 1965番①の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 14出展者の中で、前回は7ヵ所を載せました。残り全部を載せます。



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     ↑:「CAI02」。


 500m美術館の有力なスタッフ、「CAI02]だ。
 ここは「現代美術」を標榜する場で、「現代美術作家、あるいは現代美術人」の養成にも努めている。
 そういう場だから、何を此処が見せてくれるかは気になるところだ。残念ながら、僕の注目を無視して作家紹介レベルのオーソドックスな展示だ。可もなし不可もなし。
 これではいけない。「現代美術とは何か?」を積極的に指し示す行為をしなければいけない。彼らの理念を提示しなければいけない。「アッと驚くタメゴロウ、ではなくとも、何じゃこれは!これが美術か?アートか?ここまでするかCAI02!」。罵りや喝采をもらうような行為をしなければいけない。例えば・・・。止めよう。それは彼らの問題だ。





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     ↑:「ギャラリー創」。


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 2007年にオープンした。オープン以来の展覧会DMを、細い一本道のようにしてパネル化したもの。

 この道がいつまでも続くように、そんな願いがあるのかもしれない。






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     ↑:「コミュニティー & レンタルスペース より(i)どこ オノベカ」。


 初耳の場所だ。きっと何かをしっかりとしているのだろうが、あまり街中で広報活動はしていない。地域密着型か?展示は自己紹介的なものだから、まさしく展示を見てここを知ればいいのだろう。
 知名度の低い団体の、自己紹介的な展示だった。気になる方はパネル紹介を直に堪能して下さい。





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     ↑:「六花文庫」。


 おー、六花亭の宣伝スペースだ。

 六花亭お馴染みの包装紙が壁一杯だ。一枚の紙では目立たないが、ここまで貼れば宣伝効果も抜群だ。きっと通りすがり人も、「何故だか知らないが、六花亭の包装紙が飾ってあったよ」と、宣伝してくれるだろう。

 もっとも、包装紙はイントロだ。六花亭は「六花文庫」という名で全国美術作品公募をしている。展示中のボックスに入る大きさがアート作品募集企画だ。その受賞作品がこの中に入っている。(僕は今回見ていない。次回にゆっくり見よう。)
 アイデアは良いが、なかなか箱の中まで通行人は見てくれないだろう。「六花亭宣伝」は申し分ないが、「六花文庫受賞作宣伝」はイマイチで、次回?の課題だろう。

 最後に一言。「六花亭」はエライ。道内の企業人!「文庫」でも、「メセナ」、「支援」、「応援」でも何でも構わない。美術を利用して自己宣伝し、美術での社会関係強化をもっともっと考えて欲しい。




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     ↑:ギャラリー門馬 & ANNEX」。


 日本画家・水野剛志による、ギャラリー紹介絵巻。
 ト・オン・カフェに次いで、たった一人での登場だ。画家が「ギャラリー門馬」を描いている。自然と一体化したギャラリー、そこでの作品や訪問客との集いをアット・ホーム的に表現している。

 素晴らしい。薄い色調で目立たないのが欠点だが。本格日本画の下絵、あるいは構想として見た。とにかく、今展における唯一とも言える肉筆意欲作だ。こういう作品が多くあると思っていた。やっと出会えてホットした。


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 残り全部の紹介と張り切ったが、ここで一端止めます。③では残りの2ヵ所と全体の感想文です。





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     ↑:(大通側からバスセンター前に向かっての撮影。)


 通行人はなかなか足を止めないが、それなりに流し目で楽しんでいる。

 それと、地下通路というのはなぜかしら左側通行だ。「左側通行」が人の生理にあっているのだろう。
 そういう意味で、500m美術館は大通側からの通行人に焦点を合わせた展示にするべきだろう。(ところが、当展示はバスセンター前駅からは直近で、大通駅からは遠い。)今展、各ギャラリー紹介文は展示の左側だ。おそらく、左側通行を意識した配置だろう。(というか、美術館展示などは左側進行を基本として組み立てている。)
 それでは、全体配置はどうなのか?僕はバスセンターから紹介している。どうも、絵の進む方向とはちょっとちぐはぐだ。キャプションの位置による作品の流れ、人の流れ、生理的な流れともささやかな違和感があるようだった。それはいいとして、作品自体のダイナミックスさを展示は生かしているのか?今展は顔見せ展覧会(ギャラリー紹介が主目的)だから、展示の山谷を気にしてはいけないのだろうか?

by sakaidoori | 2013-03-14 09:54 |  500m美術館


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