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栄通記

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2013年 03月 13日

1970)「甲斐野弘幸 個展」 さいとう 終了1月15日(火)~1月20日(日)

  
甲斐野弘幸 個展              


 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2013年1月15日(火)~1月20日(日)
 休み:月曜日(定休日) 
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(1.19)


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     ↑:「SORA Ⅰ」。


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     ↑:「SORA Ⅱ」。




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     ↑:「○△□ Ⅰ」。


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     ↑:「○△□ Ⅱ」。



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     ↑:「umi」。




 (以下、敬称は省略させて頂きます。)



 かなり前は暗い絵を描いていた。ふとしたキッカケで一気に明るくなった。ちょっと前は墨風の字が踊っていた。今展では字も、書らしさも消えた。そして「さわやか路線まっしぐら」だ。そこで選ばれたのが「○△□」という記号であり、「空」という雰囲気や模様だ。それとて、絵画のための手段だろう。

 「さわやかさ」は画家が絵画に向かう心構えで、「さわやかさ」自体を求めてはいない。求めてはいないが、甲斐野幸宏はロマンティストだから、甘くって酸っぱい初恋気分が自然に絵に投影される。実に正直な画家だ。

 では、「初恋気分」を表現したいのか?甲斐野弘幸は年配の男子だ。初恋は大好きだが、それ以上のことを求めている。「理想郷としての愛」だ。特定の女性への愛ならば、「アイ ラブ ユー」で事足りる。見果てぬ夢としての愛だから、「アイ ラブ ユー」と言っても誰も信じてはくれない。その思いを、色の重なり、画質感、空気感、立体感として絵画という四角四面で格闘している。

 もし、甲斐野弘幸・絵画を抱きしめたい、とある人が思ったならば、その時こそ彼の夢が達せられた時だ。その前に、画家自身が大満足する絵を描きたいと念じている。そのために、「この色でいいのか、この色味でいいのか、色の組み合わせは、重なり具合は、色が空気を生んでいるのか、色は自然に戯れているか、模様は生き生きと踊っているのか・・・」。

 さわやかな自作を前にして悩み尽きない甲斐野弘幸だ。だが、彼には数少ない武器がある。「正直さ」だ。
 随分としこりを取り払った。絵を描くたびに古い着物を脱ぎ捨てていく。だから、以前のような「暗い自分」という殻に戻ることはないだろう。あとはいろんな着物を試すだけだ。



 以下、小品です。


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     ↑:左から、「作品Ⅰ」、「作品Ⅱ」。



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          ↑:「DANCE」。



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          ↑:「作品Ⅳ」。
 
 

by sakaidoori | 2013-03-13 01:28 | さいとう


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