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栄通記

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2013年 02月 26日

1943)①「札幌大学写真部 卒業写真展 & 学外写真展」 市民g. 終了2月20日(水)~2月24日(日)

札幌大学写真部 

  卒業写真展 & 学外写真展

      


 会場:札幌市民ギャラリー 2階 第4展示室 
      中央区南2条東6丁目
      (北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2013年2月20日(水)~2月24日(日)
 時間:10:00~18:00
      (最終日は、~17:00まで。) 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(2.20)


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     ↑:(入り口側の第1室。)



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     ↑:(奥の第2室。)



 沢山の出品学生です。わずかの学生ですが、話を進めていきたい。


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     ↑:2年 外崎うらん


 外崎うらん、きっとカメラ漬けの学生生活だろう。不思議なものを撮りたい、変なものを撮りたい、物語にしたい、格好良く撮りたい、引っ付いてなめまわすように撮りたい、などなど、カメラの可能性と、自分の可能性をとことん推し進めたいと、恐ろしく意欲盛んだ。今は、被写体の本質よりも、何が何でも被写体に「外崎うらんの感性」を覆い被せたい、その外崎ワールドを顕示したいと息巻いている。女性ではあるが、実にたくましい。

 以下、作品を載せますが、テーマはバラバラです。テーマを貫く意欲を買って下さい。技術は・・・、そんなものは後5年後に問えばいい。10年後には自己表現と技術とがもっともっとせめぎ合いをしているだろう。その頃には、自分の情念と対象のあるがままの姿とが、つばぜり合いをしているだろう。今はもっともっとガンガンやって欲しい。

 以下、全作品を載せます。


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 野獣とまでは言わないが、野性的な息吹だ。生命力に異様に反応するタイプか。


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 男と女の追究試作だ。男女の生命力、今は幼さが残るが、一気に僕の予想領域を越えるかもしれない。越えて欲しいものだ。


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 こういうのも撮れますよ、ということか。

 どの作品も、「これを見よ!」、と強く命令している。


      ※※


 次に、1年生ながら圧巻の出品数の匿名希望君。匿名では色気がないので、「電車やトンネルを愛する青年」と呼ぶことにしよう。


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 実に素直な写真だ。好きなものをちゃんと撮る。それに尽きる。僕自身はトンネルの穴という世界に関心があるので、トンネル作品には異様に反応するところがある。そう言う視点で見れば、少し電車が多すぎて、それも同じような世界の電車ばかりで、トンネルに集中できないのが残念ではあった。

 「トンネルを愛する青年」の魅力は、何と言っても現地に繁く足を運んでいることだ。単に、古びた者どもが好きという領域を越えて、「確認・発見・探求」という強い問題意識のもとで行動している。だから、写真は今の段階では足跡の痕跡、あるいは現地の記録という面が強い。「オレはしっかりオマエを見た」というものだ。
 電車は好きな対象であると同時に、彼そのものだろう。これだけ電車が多いということは、「自愛」の強い人ということだ。素直に「自愛」を語る青年であった。はじき飛ばされそうな会話になったから、意図的に挑発的にこちらも構えた。熱き青年に乾杯しよう。


   ※※



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     ↑:及川大二郎。(右側の作品は違うと思います。)


 レイアウトにこだわってはいるが、被写体を客観視しているのがいい。


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     ↑:「遠天より」。


 大きく見せているのが良い。被写体そのものへの距離が遠いのは弱点だ。「『遠天』だから遠いのは当たり前だ」という問題ではない。心が被写体から遠い。突っ張るでも無し、愛するでも無し、どう関わろうかと思案気味だ。
 この作品に限らず、「これを撮りたい、ここを見つめたい」という青年らしい貪欲さがもっとあればと思った。が、貪欲ではないが、好奇心は高い。
 「自分にとって被写体とは何か」、という強い視点を見たい。それを見つけるのが彼にとっての写真行為かもしれない。人間が好きで、人の振る舞いを楽しく撮っている。「楽しいの大好き」だ。それはそれで良いのだが、この好奇心を自分に向けて、もっと自分を素直に見つめたら、作品がより深まるのでは。


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     ↑:ネコの作品群は、「いえねこだらけ」。


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 ネコ好きのネコだらけの作品に見えたので、始めは敬遠した。楽しいレイアウトなのであらためて作品を見ると、意外にも撮影者はネコと一体化していない、ネコと微笑み合ってはいない。憎しみではないが、「ネコのやつ、こんちきしょう!」という罵声が聞こえそうだ。「こんちきしょう!」と言ってはみたが、彼らを見ていると面白くなってしまった。「なんともネコ風情というものは、被写体に合っているではないか」、と思い直して、バチバチとネコだらけに降り立ったみたいだ。
 きっと、人間をこういう感じで撮りたいのだろう。演出ではなくて。



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 長くなってしまった。続けて②です、明日です。

by sakaidoori | 2013-02-26 23:17 | 市民ギャラリー


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