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栄通記

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2013年 02月 16日

1929)①「2013 画遊人」 資料館 2月13日(水)~2月17日(日)

 
 
2013 画遊人                


 会場:札幌市資料館2階第1・4室
      中央区大通西13丁目 
       (旧札幌控訴院。
       大通公園の西の果て)
      電話(011)251-0731

 会期:2013年2月13日(水)~2月17日(日) 
 休み:
 時間: 9:00~19:00
      (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家】 
 越後光詞 佐藤正行 東志青邨 別府肇 松家史子 松田研 三宅悟 

ーーーーーーーーーーーーー(2.15)


 二部屋の展覧会。広々とした第1室を中心にして載せます。


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 強い日差しを浴び、作品もいろいろと表情を変えている。窓の向こうには、葉のない小枝だ。そこに暖かい雪が積もり、山水のような表情だ。そんなノンビリ空間で、中高年男女画家による意気盛んなグループ展だ。
 どういう組み合わせか?とりあえずは小樽中心の画家たちみたいだが、むしろ、絵心に共感し、見知らぬ人に見てもらう楽しみを共有し、「さー、もっともっと絵を描くぞ~」と自分自身を奮い立たせているようだ。

 閑話休題、とりあえず一人一人を載せていこう。


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          ↑:越後光詞、「囃家」。

   ・1949年 高山市生まれ、札幌市在住。


 「囃家」、何て呼ぶのだろう?「はやしか、はやしや?」どこか人を食ったような剽軽な世界だ。「へたうま」と呼ぶべきか、「へたへた」と呼ぶべきか・・・。芸術を「爆発だ」と解するならば、爆発をすべきか否かを楽しく思案しているみたいだ。
 広い会場だ、いささか遠慮気味の展示が物足りない。おそらく7人展ということで、まずはおとなしくお披露目だ。でも、何かをやらかしたいのだ、大いに期待しよう。期待はするが、氏も、それなりの年齢だ。時間がない。いや、焦る必要もないのだろう。人生のエンド、その時はその時だ、そんな達観と忙しさの中で芸術活動があるのだろう。



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          ↑:松家史子、「空」。

    ・1949年 札幌生まれ、江別市在住。


 自由さ、遊び心、堅実さ・・・、そういうものが真一文字にすくっと立っている。「さわやかな夏にも雪が降る」、そんな風に僕には見えた。「南の島にも雪が降る」、「西から昇る太陽」という言葉がある。夏にも雪は降るだろう。
 その白い雪のような雲が、重ならずにグイグイと浮遊して積み上がっている。一つ一つの白い塊にあれこれと工夫を凝らしている。工夫ではなく、試行錯誤か?あるいは絵画制作という日々の活動変化の痕跡かもしれない。
 「素直に拡がりたい、絵という秘密で味付けしたい、そこが難しいのだが、手応えはしっかりある」、そんな肉声が聞こえそうだ。



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          ↑:東志青邨、「雄山」。

     ・1931年 新十津川生まれ
      1992年 札幌市立新川中学校校長を退く。 北海道墨象会代表


 ややかすれた黒色で、二本のしずくラインを楽しむようにして気合字を投げ出している。後の字である「山」が先の字の「雄」に覆いかぶさり、それは山の盛り上がりか、気合の入れ込みか・・・。「東志青邨、ここにあり」と宣言している。



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     ↑:松田研、「クロスからクロスへ」。


 「クロス」にこだわる画家だ。今回は実に爽やかなクロスだ。この絵も僕には雪の結晶に見えて仕方がなかった。今日の陽は強い、窓際に作品は置かれ、火に当たってそれらのクロス雪は溶けて消え入りそうだ。それは良いことなのだろうか?以前見た「クロス」は、世間に異議申し立ての武器のようだった。丸く優しくなった「クロス絵画」だ。


   (以下の作家への言葉は追って追記します。ということで、「以下、ただ今編集中」です②に続く。)



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     ↑:別府肇。



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     ↑:三宅悟、「川の流れ」。



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     ↑:佐藤正行、「OTARU」。




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by sakaidoori | 2013-02-16 01:50 | 資料館


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