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栄通記

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2013年 02月 13日

1925)①「[写真] 重力と虹 ~北川陽稔 メタ佐藤 藤倉翼~」 cai02 終了1月25日(金)~2月9日(土)

  
   [写真] 重力と虹 

北川陽稔 メタ佐藤 藤倉翼
      

         
 会場:CAI02
      中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2   
      (地下鉄大通駅1番出口。
    ※注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
          昭和ビルの地下2階です。)
     電話(011)802-6438

 会期:2013年1月25日(金)~2月9日(土) 
 休み:日曜・祝日  
 時間:13:00~23:00

ーーーーーーーーーーーーーーー(2.12)


1925)①「[写真] 重力と虹 ~北川陽稔 メタ佐藤 藤倉翼~」 cai02 終了1月25日(金)~2月9日(土)_f0126829_1020496.jpg
     ↑:(会場正面、藤倉翼。)


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     ↑:(右側の壁面、メタ佐藤。)


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     ↑:(左側の壁面、北川陽稔。)



○ 藤倉翼の場合


 両脇の写真の渋さに反して、正面中央でドーンと藤倉翼が輝いている。まさしく名前のとおりに翼を広げ、天空で待っている姿だ。


1925)①「[写真] 重力と虹 ~北川陽稔 メタ佐藤 藤倉翼~」 cai02 終了1月25日(金)~2月9日(土)_f0126829_10322338.jpg
     ↑:藤倉翼、「”Parade3" Sapporo,Hokkaido,Japan 2012」・インクジェットプリント 2800×4000mm。


 とにかくデカイ。日本ハム優勝記念パレードをどこぞのビルから撮ったものだ。選手を見るのか、観客の人の塊を見るのか、ピンクピンクの紙吹雪に焦点をあてているのか、チギレ色紙が画面を覆う雲のようになっていて、藤倉翼版「洛中洛外図屏風」になってしまった。というか、巨大広告塔というか、優勝記念写真牌だ。


 写真は絵画と違って、切り裂き、カッティング、トレミングでも作品になる。というわけで、気になったシーンを以下に載せてみます。


1925)①「[写真] 重力と虹 ~北川陽稔 メタ佐藤 藤倉翼~」 cai02 終了1月25日(金)~2月9日(土)_f0126829_1043012.jpg



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 「写真芸術」というかっこいい言葉でいえば、僕のトレミングの方がさまになっているかもしれない。
 僕の切り抜きは覗き趣味を前面に出している。紙吹雪や小枝の隙間に何かがある、そこを強く見たいという強い願望があらわだ。
 対して原本の藤倉心は、あくまでも全体に対する「愛」が主眼だ。選手も、観客も、道路も、警備員も、一枚一枚の切り紙も、どれもこれも好きで好きでたまらない。全体を包み込む世界がとにかく大事だ。だから、どこかに焦点を定めて、「ここを見よ、オレの愛を主張を受け止めよ」というタイプではなさそうだ。
 だが、今回は実に馬鹿デカイ写真を提示した。個別の世界でなく、仏心のような大きな愛を確かめたかったのだろう。




1925)①「[写真] 重力と虹 ~北川陽稔 メタ佐藤 藤倉翼~」 cai02 終了1月25日(金)~2月9日(土)_f0126829_1191771.jpg




 ②に続く

by sakaidoori | 2013-02-13 11:23 | CAI02(昭和ビル)


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