瀬戸一成 個展
デモンストレーション
会場:CAI02
中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2
全室
(地下鉄大通駅1番出口。
※注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
昭和ビルの地下2階です。)
電話(011)802-6438
会期:2013年2月2日(土)~2月16日(土)
休み:日曜・祝日
時間:13:00~23:00
ーーーーーーーーーーーーーーー(2.12)
会場風景を前後から載せます。
壁面の様子を載せます。

個人的には次のドローイング作品が好きです。
絵の好きな若者が描きためて、自分好みに貼ってみた、ついでに写真も貼ってみよう、そんな個展だ。
それで、その出来栄えに本人が納得しているかは気になるところだ。幸いそこに画家がいたので手応えをざっくばらんに聞いてみた。不満足な返事が返ってきた。が、そんなものだろう。多分、「これを描きたい、こういう表現で何かを訴えたい」という自覚はまだないだろう。
「絵が好きだから描く。手首をひねり腕を自在に使って線を引くのは楽しいものだ。写真も、というかカメラ目線の風景も僕の線描世界には必要だ。さて、出来上がったこの空間・・・、この空間・・・、確かに僕の世界なのだが・・・、そもそも他人に見せることの意味とは・・・」、なんだか、青年の独白が聞こえてきそうだ。
「僕の絵って、僕の行為って何なのだろう?」そんなツブヤキが聞こえてきそうな個展であり、会場ムードだ。が、間違いなく心の奥の底の方に「美術」に対して止むにやまれぬものを抱いているのだろう。その抱えたものが自覚以前にこうして僕の目の前にある、そのことが妙に嬉しくなってしまった。彼が今後どういう風に方向を見定めるかはわからない。その歩む姿を見続けるのもいいものだ。