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栄通記

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2012年 12月 07日

1906)「澤田千香子の 『I LOVE OTARU ポスター展』」 エッセ 12月4日(火)~12月9日(日)

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澤田千香子

   I LOVE OTARU ポスター展
 


◎ 札幌会場 

 会場:ギャラリー・エッセ
     北区北9条西3丁目9-1 
       ル・ノール北9条ビル1階
     (南北に走る片側2車線道路の東側。)
     電話(011)708-0606

 会期:2012年12月4日(火)~12月9日(日)
 休み:月曜日
 時間:10:00~19:00
     (日曜日は、~17:00まで)




◎ 小樽会場(終了)  

 会場:市立小樽美術館内 市民ギャラリー 
      小樽市色内1丁目9番5号
       (小樽駅を5分ほど運河方面に。
       向かいが旧日銀。)  
      電話(0134)34-0035

 会期:2012年11月21日(水)~11月25日(日)
 休み: 
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(12.6)

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 町並みや建物の作品を載せます。


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 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 つい先日まで小樽の市民ギャラリーで個展を開いていた。その時と同じ作品の展示だ。会場の広さの問題もあり作品点数は減っていたが、見せ方などは同じ方法だ。僕は小樽の個展も見たので、個人的には大胆な展示を見たかった。例えば、壁一面をランダムに貼りめくるとか、二段組みにするとか、テーマ毎に組にするとか、要するに良い機会だからもっと遊び心もあってはいいのではと思った。

 そうはならなかった。あくまでも、日めくり気分で、そして、あまり連続的に追いかけるのではなく、軽く「次は何かな?」という気分で一枚一枚のポスターを見て欲しいのだ。

 「見て欲しい」、やはりここがポイントなのだろう。元気ムンムンの会場全体気分、を作家は欲していない。ポスターというちょっと人目を惹いては忘れられもする写真、でも何かが心に残って欲しい。「何か」、被写体に対する愛情なのでしょう。実に当たり前なことなのだが、小樽という町並みや人々へのささやかな愛情ポスターだ。
 2回の「澤田千香子・小樽ポスター展」。ささやかな小樽への愛が会場をアット・ホーム的に小さくしていたともいえる。ささやかな愛ではあるが、その連続した姿は、どこかで意図的に作品中身のリズムを変えないと内向きの強い愛になってしまう。アット・ホームを展覧会に求めていない人は、「はい、わかりました。サヨウナラ」という返事になるかもしれない。ささやかな愛に響いた人は、「懐かしき心を思い出しましたよ。いろいろと感じ入りました」と言ってくれるかもしれない。


 僕はといえば、どうなのか。DM作品にあるような、お茶目気分に小樽を自由に楽しむ姿が見たかった。どうしたわけか、DM写真以外には茶目っ気さはない。つまり、この姿勢は小さな愛情の一コマでしかなかったのだろう。
 「小さなささやかな愛」であっても、概ねその流れの写真が多いから、結果的には今展は「強い愛情写真展」だ。「澤田千香子流、小樽愛情ポスター展」だ。一枚一枚のポスターは程良い抑制ではあるが、その連続は一本調子のラブ・レターになってしまった。
 ラブ・レターで鑑賞者と交流するのは難しい。その為に彼女はキャラクターなどを使った遊びで愛をにじませて表現していた。「愛」を隠すのではないが、「愛」というあんこを覆うあんパン、甘みで覆われたメロンパン、コッペパンだっていい、パンがケーキに変身だ、そんな食べた後に愛を感じるような澤田写真館もいいものだ。



 
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     ↑:(会場のメイン・スポットの4作品。今展のメイン作品とも言える。)



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 会場からの札幌風景です。


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by sakaidoori | 2012-12-07 15:37 | エッセ


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