栄通記

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2012年 11月 22日

1879) ③「霜月 ノーザン アーツ コラボレーション (後期)」 門馬 11月3日(土)~11月26日(月)

  

霜月 

  ノーザン アーツ コラボレーション
   

   
 会場:ギャラリー・門馬 & ANNEX 
      中央区旭ヶ丘2丁目3-38
       (バス停旭ヶ丘高校前近く) 
     電話(011)562ー1055

 会期:前期 ⇒ 2012年11月3日(土)~11月13日(火)
     後期 ⇒ 2012年11月16日(金)~11月26日(月)
 時間:11:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーーー(11.18)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 メンバーを入れ替えての後期展。②で中嶋幸治を詳しく載せたので、今回は他の3名を簡単に記します。


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Weronika Hagerling (ヴェロニカ ハーゲリンク)の場合 


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 ファッション衣装の素描という感じ。都会的な音楽センスで街を闊歩、ですね。
 顔の表情が面白い、お茶目というか。小粋にお尻をフリフリ、キュッと背筋を伸ばして・・・乳白色の磨りガラスが良い演出。


○ Mikael Sellersjö (ミカエル セレショの場合 


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 恐いような恐くないような物語。楽しいような哀しいような人形の仕草、表情。


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 しかし、どれをとってもまともな作品はない。どれをとってもまともな展示ではない。何と言えばいいのか、このセンス。ドギマギして目が離せない。展示は日本人によるものだろう、作品理解には頭が下がる。
 おそらく、制作動機に宗教的なものがあるのだろう。気分はイコンだ。キリストとマリア。悶え、苦しみ、許し、諦念・・それらをヒューモアとエスプリで包んでいる。 


○ 伊藤明彦の場合


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 屋内作品は白壁から雲か魚か、湧き出ではあたりを泳いでいる。
 会場雰囲気と合わせた白はさわやかさだが、何とも武骨なまでの表面力だ。他の作家とは異質で、そのアンバランス感が伊藤明彦の魅力だろう。北欧作家とは明瞭に異なるムード、そういう作家を選んだ当展企画者の自由な精神が頼もしい。

 屋外作品、この時期のこの場所での展覧会だ。屋内だけでは寂しい。「書を捨てて街に出よう」ではないが、「木っ端にくるまれてたくましき人生」だ。


 最後になったが、会場には作家とのインタビューを記したメモがある。簡にして明なる言葉群だ。僕自身の参考にもなるので、2人ほど載せておこう。


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 再び最後の追記。

 前・後期と実に刺激的な企画展であった。多田浩二君を中心にしてのものだが、作家選定、会場雰囲気、作品展示と、初企画とは思えない手際だ。優秀な協力者がいるのだろう。

 今回のシリーズで、次回も北欧なのかはわからない。北欧でも、南欧でも、東欧でも西欧でも、気持ちのこもったものならば何でもいい。是非、続けて欲しいものだ。そして、彼自身の文章を次回は期待しよう。「集める人」は「書ける人」にもならねばならないだろう。

by sakaidoori | 2012-11-22 14:04 | 門馬・ANNEX


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