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栄通記

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2012年 11月 17日

1869) 「千代田堰堤と鮭」 ①2012年11月12日~16日 道東旅行

 随分と体調も良くなった。8ヶ月禁酒の効果が漸く現れたようだ。というわけで、鳥と北海道自然巡りということで道東に行った。

 以下、簡単に行程をメモしておこう。


 ・12日(火) (晴・曇り) 
 日勝峠経由帯広→池田町千代田堰堤(オオワシ・サケ)→十勝川温泉・簡保の湯(500円)→近くの大橋付近堤防で車泊。

 ・13日(水) (小雨) 
 豊頃町「ハルニレの木」→浦幌町郷土博物館→十勝太遺跡展望台→三日月湖探鳥→大津・「十勝発祥の地碑」→長節湖車窓→晩成温泉(500円)→竪穴住居付近車泊

 ・14日(木) (晴・良) 
 十勝ホロカヤントー竪穴遺跡・ホロカヤントー沼巡り探鳥→生花沼探鳥→依田勉三遺跡→湧洞沼巡り・探鳥→ナウマンゾウ発掘地→大樹町市営銭湯(200円)→役所近くの柏林公園車泊

 ・15日(金) (晴・普通) 
 歴船川巡り→神威大橋付近キャンプ場→(酪農地でのタンチョウ)→歴船川川口探索・旭浜トーチカ→天馬街道→伏木田美術館→札幌・温泉(420円)→帰着


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◎ 千代田堰堤





 出発日は一気に千代田堰堤に行った。

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     ↑:(14:02)


 足下近くまで水かさが迫り、なかなかの迫力だ。最近の雨模様だから、特に流量が多いのか?それにしても堰堤?何のためのものだろう?今では用を足しているのだろうか?見る分には良いが、用途がわからなくて思案する。


 この辺りは行政地域がいりくんでいて、どこが何町だかわかりにくい。近くの十勝川温泉が音更町、この千代田堰堤が池田町、その堰堤の川向こうが幕別町だ。十勝川が区画割り基準だが、流路も変更されているので、細かい境界線はよくわからない。

 この堰堤、池田町千代田地区の潅漑用水のための堰きとめ施設。十勝川左岸と中洲の間に築かれている(昭和7年建設開始、同10年完成。当時は代表的な水田専業地帯。)昭和45年以降の減反政策により、堰堤の使命は半減した模様だ。サケの捕獲場や観光資源として活用されているみたいだ。
 一方、増水時に堰堤のために氾濫の原因にもなっていて、治水対策も求められていた。今では、堰堤の南側にも調整して流れるようになっている。中洲と十勝川右岸間に、大がかりな調整可能な分流堰が築かれている。

 以上のことを、この項目を書きながら、いろいろと資料を見ながら書いているわけです。


 堰堤の左岸付近は公園になっていて、その様子を載せます。足下には砂が散乱している。いつでも隙あらば水が攻めてくるのだろう。


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 橋は中洲に通じているのだが、車は通行止め。当然、僕ら夫婦はグイグイとその橋を通って、中洲を散策した。


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 大きな建物は廃業している千代田パークホテル。昭和42年頃に、十勝川流域の地下天然ガスを利用して開業とのことだ。いつ頃廃業したのだろう。その理由は天然ガスの供給問題か?利用客減少によるのか?



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 橋から川上側の堰堤を望む。堰堤の左岸は、陸ではなくて巨大な中洲。左の方に白く見えるのは水面。


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 橋から川下側を望む。サケはこちらからやってくる。



 さて、橋を渡り、中洲を横断して、十勝川の右岸側を見ることができた。手前に小川のような流れがあり、そこにサケが遡上していた。かつ、オスメスが激しく交錯して水しぶきを上げ、交尾状態のサケ達を見ることができた。初めての経験だ。近くにはサケの死骸もあった。赤い塊が幾つかあったが何だろう?卵?


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 背びれが見える。


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 サケのオスメスが交じり合っている。


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 サケのいる小川の先の方に、いろいろと施設が見える。


 オオワシまで見てしまった。


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 中央の大きな鳥がオオワシ。体の真ん中部分が白く見える。肉眼でも嘴の黄色が見えた。
 オオワシの足下にはカラス、オオワシの右側の大きな鳥はオジロワシ。

 (②に続く。
 いつも、「②に続く」で終わっている。少なくとも④ぐらいは記録しておきたい。が・・、展覧会のことを書かねばならない。)

by sakaidoori | 2012-11-17 12:57


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