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栄通記

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2012年 11月 01日

1853) ②「平岸高校アートコース卒業制作展 はなの6期生」 コンチネンタル 10月30日(火)~11月4日(日)

   
   
札幌平岸高校デザインアートコース
      卒業制作展 

    はなの6期生
     

    
 会場:コンチネンタル・ギャラリー  
      南1条西11丁目 コンチネンタルビル・B1F
      (西11丁目通の西側)
      電話(011)221-0488

 会期:2012年10月30日(火)~11月4日(日)
 休み:月曜日
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(10.30)

1851)①の続き。


 ①の項目に続けて書こうと思ったのですが、日にちも経ちました。簡単に何点かの作品を載せます。
 本当は、もっと沢山載せたかったのですが、雰囲気ばかりを楽しんで撮影を怠ってしまった。不甲斐ないとしかいいようがありません。


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          ↑:山本絵理、「DA shoes “40人いれば40通りの靴がある”」。


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 「女の子がいっぱいいるね」といった感覚で、通り過ぎてしまうかもしれない。しかし、「他者」をダイレクトに取り上げた労作だ。モデルの一人一人には個性的に表現しているのだが、作品全体としてはバランスを考えて堅実に処理し過ぎた感じだ。作家「山本絵理」自身の個性をもっとだしても良かったのでは。あまり目立ちたがり屋でない、気配りの女学生なのだろうか?しかし、いろんな可能性を秘めたアプローチは頼もしいものだ。


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     ↑:左側 加藤健太、「てれつくてん」


 タイムカプセルと思ったが、「自分のお墓」だ。「高校生という自分がいなくなる」=「死んでしまう」という解釈であり、死んだら山に埋めてもらいたいということで、「山」をイメージした形態だ。

 「いなくなる」ことが、「死」であるという学生の単純明快な言葉にビックリもし、違和感を覚えた。しかし、彼の解釈は一考に値する。
 だが、この場合の「いなくなる」は次のステップを想定しているから、それほど気に病むこともない。「次が見えないでいなくなる」場合はどうなのか?「逃げる」という行為も「いなくなる」に通じるのか?そんないろんな「不在」を加藤健太青年は還暦人間に突きつけたみたいだった。



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     ↑:瀬川綺羅、「レンディギーニの人関記録(中央)、夢見鳥茶毘(両端)」。

 かんのん開きのようにして、開いて見る作品。


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     ↑: 草野咲季、「papilion」


 雑貨屋風な空間を目指したとのこと。「蝶の標本が欲しい、雑貨屋が好き、雑貨屋を開きたい・・・見ていて欲しくなるような、わくわくするような物を目指しました」。

 個人的には、もっともっと一杯あればと思った。好きを通り越して、物に溢れて囲まれてとろけそう・・・、でも、それではお店にならないかもしれない。



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     ↑:関尾さりい、「教室」


 「・・・。三年間の思い出や皆なへの感謝の気持ちを込め、クラスの人たちを、私のイメージで描きあらわしました」



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     ↑:小川佳奈、「たよりないこと」


 布団をひいてあるのでびっくり。実は、作品としては映像のアニメーションが中心だ。布団は漱石の「夢十夜」の雰囲気をイメージしたものだった。


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by sakaidoori | 2012-11-01 18:15 | コンチネンタル


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