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2012年 10月 22日
藤木正則 展 ・会場:茶廊法邑 東区本町1条1丁目8-27 電話(011)785-3607 期間:2012年10月20日(土)~10月28日(日) 休み:火曜日(定休日) 時間:10:00~18:00 企画:当館 ーーーーーーーーーーーーーーーー(10.21) ![]() ![]() ![]() ![]() 新十津川村吉野小学校の「最後の運動会」が舞台だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (以下、敬称は省略させて頂きます。) さー、面白いのか面白くないのか藤木正則を語ろう。 とりたてて総合タイトルはないが、「旗を振る」と題しよう。この旗が、競争の応援旗であったり、交通違反を取り締まるお巡りさんのチェッカー・フラッグだったり、万国交流や友好などの国際色豊かな万国旗だったら、「物語の主人公としての旗」として楽しいかもしれない。また、筋肉隆々たる男が振っていたり、美女がコスチューム代わりに旗を衣装にしたなら、もっと色気豊かな表情があるだろう。 しかし、無表情な中年男が旗を持っているだけだ。降っているだけだ。面白くも可笑しくもないのが実情だろう。旗を持つ自画像を「写真作品」として注目してみても、合成で何やらワイドに工夫をしているが、ただそれだけのことにしか見えない。 何故、何の為に藤木正則は旗を振るのか?そういう自画像を写すのか?それを作品として見せるのか? 僕は氏が目立ちたがり屋で、何かに対して意義申し立てをしている姿だと理解した。しかも、他人様と静かな関係を持ちたいのだ。旗はその為の手段だ。しかし、情熱的にスクラムを組んで他者と連帯することに躊躇している。あくまでもマイ・ペースに。 パフォーマンスに自信はあるのだが、自己を空気のような目立たない存在にもしたい。「目立ちたがり屋」で「目立たない存在」が氏の基本スタンスだろう。 旗である必要もないだろう。自転車を持ち上げる藤木正則でもいいのだ。でも、それでは重たそうで長続きしないし、いかにも目立ちたそうで心苦しい。 他人様とも強い連帯ではなく、軽い挨拶の積み重ねのような、そんな現代的希薄な人の輪が良いのだろう。 そういういろんな矛盾を矛盾のままに晒すのが今展の写真作品だ。連続と断絶という写真構成、強い意志と無味乾燥な表情、国旗という儀式と単なる持つ行為。藤木正則は時代や社会の断絶、不連続をそのまま受け入れて、しかも静かに意義申し立てを一人でしたいのだろう。 氏は1952年生まれだ。私と同じだ。学園闘争、1970年安保闘争時代の次の世代だ。暑さが去って、それでも余韻は残り、何を社会に強く訴えるかに戸惑った世代だ。「与えられた運動」は過ぎ去った。その中で自己流を模索した人かもしれない。 ![]() ![]() ![]() ![]()
by sakaidoori
| 2012-10-22 08:51
| (茶廊)法邑
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アバウト
![]() 丸島 均。札幌を中心に美術ギャラリーの感想記、&雑記・紹介。写真は「平間理彩(藤女子大学写真部OG) 『熱帯夜』組作品の一点」。巡回展「それぞれの海.~」出品作品。2018.8.30記。2577)に説明有り。 by sakaidoori カレンダー
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