栄通記

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2012年 10月 19日

1834)①「道展 第87回/2012」 市民ギャラリー 10月17日(水)~11月4日(日)

  
道展 

第87回/2012   


 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2012年10月17日(水)~11月4日(日)
 時間:10:00~17:30
      (最終日は、~16:30まで。)
 料金:一般・800円 大学専門学生・500円 高校生・300円

 主催:北海道美術協会 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(10.18)

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     ↑:(第1室の風景。)


 公募展ならではのお馴染みの風景だ。その道内公募展なのだが、最近は紹介する機会がめっきり減った。理由を整理すれば、

 ・当方の体調不調
 ・時間の無さ
 ・公募展に対する魅力が薄らいだ

 であろう。

 今回、久しぶりに載せます。この半年の禁酒で、ようやく気分も体調も宜しい感じだ。本格的秋の寒さも気分を高めている。
 書く気が起これば、書く時間に制約があっても何とかなるものだ。
 魅力は確かに薄らいだが、それは今までが過度に公募展を考えていたからだろう。良い勉強をさせてもらった。そして、やはり道内作家が多く集う公募展だ。それなりに楽しみは充分ある。


 さて、相変わらずの賑やかさだ。とりあえず第1室の作品群を集中して載せます。

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 第一室は今年の「道展の主張」のような空間だ。真っ先に目にする部屋だ。何らかの戦略的意図がムンムンしているはずだ。期待の若手を散りばめ、「華やかさと勢いを」ということだろう。
 残念ながら、ずば抜けて関心を惹く作品には会えなかった。明るいのだが、お行儀が良い感じだ。


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     ↑:北海道美術協会賞・新会友・笹森衣里(札幌市)、「最果て」。 

 今年の最高賞。

 心象気分の強い作品だ。非写実だから抽象画?心象という具体像が赤裸々に感じるので抽象絵画として見る気はしない。
 道展は写実なり具象に拘り、その向上を通して絵画を研鑽している。そこに人脈、学歴脈、絵脈も絡んでいるから、一本の言葉でこの団体を言い切れば語弊があるが、「具象大好き」団体と言い切りたい。だから、不定型な心象世界であっても具体物が欠かせない。
 そういう全体気分の中に今作はあるのだが、その心象性がストレートに心に響かなかった。恐らく個展なり、この種のムードの作品の中で見たならもう少し違っていたのだろう。不釣り合いな場の中で、どれだけ魅力を発散させるかも作品の力かもしれない。そういう意味では道展という具象の磁場では弱かった。弱いと僕は思ったのだが、作品力が買われて最高賞の確保だ。
 果たして作家は、どんな場であっても輝く作品を追究しているのだろうか?あるいは、それなりのムードの中で感情移入を喚起させる作品にしたいのだろうか?


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     ↑:佐藤菜摘(岩見沢市)、「食事」。


 教育大学2年生の学生。
 もっと華やかにすればと思うのだが、彼女は暗さの表現に意欲を燃やしているようだ。主題の生きものを自画像としてみた。美味しいものを食い尽くす意欲、その絢爛飽食ワールドをやぶにらみするような背景を描きたいのだろう。黒い闇を描きたいのだろう。青春を描きたいのだろう。


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     ↑:高橋知佳(札幌市)、「volcano (雲をつかむ指)」。


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     ↑:佳作賞佐々木仁美(札幌市)、「帰る場所」。

 小さな幸せだ。いじらしくなるような夢だ。


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     ↑:橋本康平(東京都)、「駆けだした挑戦」。




 以下、漫画的線描でかったるい気分の3作品。

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     ↑:新人賞・氷川美保(札幌市)、「日常の裏の裏の裏」。


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     ↑:会員・大西勤(旭川市)、「’12 ONEDAY」。


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     ↑:氷川奈美(札幌市)・「そっと暗い海におちる」。


 ②に続く

by sakaidoori | 2012-10-19 13:08 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
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