1819)「野上裕之展 『彫刻の軌跡』」 ﾃﾝﾎﾟﾗﾘｰ 9月25日（月）～10月7日（日）

　　
野上裕之・展　「彫刻の軌跡」　　　　　　　　　


　会場：テンポラリー・スペース
　　　　　　北区北１６条西５丁目１－８
　　　　　（北大斜め通りの東側。
　　　　　　隣はテーラー岩澤。）
　　　　　電話（０１１）７３７－５５０３

　会期：2012年9月25日（月）～10月7日（日）
　休み：月曜日（定休日）
　時間：１１：００～１９：００

　ーーーーーーーーーーーーーー（9.30）

　野上裕之展、当館の所蔵品を中心にして、彼の作品を所有している人たちによって成り立っている。
　いや、野上裕之を好きな人たちが、それぞれの気持ちで、「野上裕之、元気で生きているか！、作っているか！また札幌に持ってきて俺たちに見せてくれよ！」という応援展覧会だ。
　何故、今、野上裕之か？そんなことはどうでもいい。もしかしたら大いなる理由があるのかもしれない。でも、そんな理由の無いほうがいい。彼のことをそれなりに気にしている人が、ふとしたキッカケで、思いで展のようにして作品を持ち寄ってくる。そして「野上裕之」を肴にするんだ。それが互いに生きているということだ。美術作品というものはそういうものではないか。


　１階から会場風景を載せます。














　次は２階。








　作品の所有者が、それぞれの自慢の位置にフンワリと飾った感じだ。作品同士の空間に、何とも言えない暖かみがある。ほんのりとした息吹を感じる。「野上裕之」と「持ち寄り者」と「観る者」の、付かず離れずの静かな三角関係だ。会話するのもよし、詩を吟じるもよし、写真を撮るも・・・、それぞれがまったりと時間を過ごして去っていく。「また会おう、会えるでしょう、会わねばならい・・・」、そんな展覧会です。



































　不思議な写真群だ。野上裕之君の作業現場を撮ったもので、普通のスナップだ。普通なのだが、撮り手の身構えがあまりに自然体で、野上裕之君が大きく見える、そこにいるように見える。ビビットに、シャープに、リアルに撮る写真家にはマネの出来ない撮影だ。




　（ややピンボケ気味の僕の写真だが、ピンボケを良しとするムードがある。）








　野上青年に寄せる詩人の言霊。彫刻家の気迫に同調したのだろう、詩人と彫刻家との火花だ。



　→：僕のコレクションから。あいにくと会場にはありません。我が自宅からの賛助参加です。