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栄通記

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2012年 09月 26日

1811)「佐藤準・写真展 『NO FINDER』」 cai02  9月7日(金)~9月21日(金)

   
佐藤準・写真展 
           NO FINDER
    
  
         
 会場:CAI02 raum2・3
      中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 
      (地下鉄大通駅1番出口。
      ※注意⇒地下鉄に行く階段を下りてはいけません。
            昭和ビルの地下2階です。)
     電話(011)802-6438

 会期:2012年9月7日(金)~9月21日(金)
 休み:日曜・祝日  
 時間:13:00~23:00
           
ーーーーーーーーーーーーーーー(9.7)



 今日(21日)までの会期ですので、展覧会の様子だけでも先に報告します。感想は後日。


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 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 小気味良い躍動感が何よりも好きだ。

 「ノー・ファインダー」、カメラを覗かないで、バチバチとシャッターを押すことだ。
 佐藤準の場合は腰のあたりからの撮影だろう。パンチラを見たければ、試みたらいい。そういういやらしさ、秘密性をこの手法は担っている。そういう覗き見感覚がどうしても作品を覆うから、「佐藤視線」を好まない方もいるだろ。被写体そのものと直接対峙する、真摯な撮影者の気持ちで勝負する、とはみられないかもしれない。だが、僕はそういう秘密性、いやらしさ、間接性、は都会そのものだと思っている。都会と直接向き合うには直接視だけではダメだと思っている。「生きた街の切り取り」にチャレンジする佐藤ワールドだ。

 むしろ、そういうノー・ファインダーにつきものの批判よりも、作品の質の高さや佐藤準・美学が「近代都市」に迫る障害になっていると思う。どの作品も構図は安定していて素晴らしい。写真技術も良い。極端なボケ、ブレ、アレはない。つまり、普段とは違う角度の視点は何かを感じさせるが、極端な意外性や驚きが少ない。ぶれない佐藤準視点だ。

 田舎が保守・安定の泉ならば、都会は不安と変化、意外性と非倫理性を成長の糧にしている。つまり、氏の安定感は「都会そのものに迫る」というより、都会で育った自分の美学や資質の再確認だ。ドキュメンタリーでは無くて心象スケッチだ。

 だが、一方で非常な危険をはらんでもいる。何より写真を貫く躍動感は都会人の焦りを写している。余りに自己に忠実に都会に迫れば、都会の皮の妖しさが浮かび上がるのだろう。








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by sakaidoori | 2012-09-26 10:14 | CAI02(昭和ビル)


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