栄通記

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2012年 06月 22日

1798)②「森本めぐみ・展」 テンポラリー 6月6日(水)~6月24日(日)

  

森本めぐみ・展        


 会場:テンポラリー・スペース
      北区北16条西5丁目1-8
     (北大斜め通りの東側。
      隣はテーラー岩澤。)
     電話(011)737-5503

 会期:2012年6月6日(水)~6月1724日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

 ーーーーーーーーーーーーーー(6.9 6.21)

 公開制作は17日までで、その後は完成作品の個展だ。制作中も見たかったが来れなかった。遅まきながら完成作品だけは見ることができた。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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 森本めぐみが変わった、大きくなった、成長した。絵がふてぶてしくなった。

 人間が消えた。いや、厳密には下の方で「森本めぐみっ子」が、小さなお菓子のようにたむろしている。それらは、彼女の中の小さなセンチさやロマンの燃えかすだ。脱皮するための儀式だ。(そうあって欲しい。)
 なんと言っても驚かされるのは、両の翼を拡げたような鳥だ。画面を大きく支配している。翼といっても、右側の白い部分は、人の足にも見えるから、「へんてこりんな鳥」だ。その鳥、頭から水辺に真一文字に突っ込んでいって、そこいらのものを食い尽くす勢いだ。もしかしたら、お菓子のような「めぐみッ子」を食べているのかもしれない。非常に攻撃的だ。
 その鳥の異様さとは裏腹に、作品は透き通っていて綺麗だ。時折日の光が当たると、キラキラ輝いていた。



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1798)②「森本めぐみ・展」 テンポラリー 6月6日(水)~6月24日(日)_f0126829_0275340.jpg 画面の左上を見るように指示された。左の部分写真がそれだ。目が悪くて、その時は意味不明の斑点でしかなかった。今、こうしてみると明らかに「孤舟」だ。

 作家はこの舟に何かの暗示を埋め込んでいるのだろう。それは作家の中の物語が完結するための象徴だろう。舟に向かうのか、舟から出るのか?舟が進むのか、舟がたむろするのか?だが、僕にはこの舟はいらない。
 森本めぐみは物語画家だと思う。過剰な精神が頭に宿っている。時に吐き出し吐き出し、時に飲み込み飲み込み、時には全てを受け入れる菩薩心、時には攻撃的な吶喊(とっかん)精神だ。そこに物語が生まれる。文字がないのが絵だ。サービス精神過多な人だから一艘の舟で、より分かり合いたいのだろう。それは彼女の祈りでもあろう。成長過程の乙女心でもあろう。
 だが、今回は激しい鳥で充分だ。そこには人知れぬ物語がある。その物語の謎解きは僕の任ではない。この攻撃的な鳥、そして綺麗に大きな画面を作りきった、まさしく大きな大きな舟が生まれた。より大きな物語を期待しよう。


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by sakaidoori | 2012-06-22 01:08 | テンポラリー


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