栄通記

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2012年 06月 12日

1789)④「北の日本画展 第27回」 時計台 終了5月21日(月)~5月26日(土)

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○ 第27回 

    北の日本画展
  


 会場:時計台ギャラリー 2・3階全室
      中央区北1西3 
       札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
     電話(011)241-1831

 会期:2012年5月21日(月)~5月26日(土)
 時間: 10:00~18:00 
      (最終日は~17:00まで。)

○ 深川移動展 

 会場:深川アートホール東洲館
      深川市1条9番19号深川市経済センター2階
      (JR深川駅を降りて直ぐ左側のビル)
      電話(0164)26-0026

 会期:2012年6月1日(金)~6月15日(金)
 時間: 10:00~18:00
 休み:月曜日

 【参加作家】
 総勢62名。
 (DMを拡大して個人名を確認して下さい。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.26)

 1771)①、1773)②、1775)③の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


3階のE F室。


 なぜだか全室をこまめに載せることになりました。こんなことはめったにありません。時にはいいでしょう。


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     ↑:ともに岡惠子(札幌)。
 左から 「古い人形(梅華模様)」・M25(額込み横幅75㎝)、「ミドリ色のボク達」・P30(額込み横幅90㎝
)。


 今展でも印象深い作品だった。
 見た瞬間に人形作品が気に入った。何とも言えないリアリティーだ。渋くまとまった姿は、画家自身の年輪の反映だろう。どっしりとした安定感重量感に人形以上のものを感じた。

 「ミドリ色のボク達」、はじめはちょっと地味過ぎると思った。人形の世界は色合いは地味だが、見れば見るほど派手に感じて、作家の外に向かう力を思った。
 その目の後で緑色の世界に見やると、男が菩薩に見えてしまった。フックラとして余裕のある姿だ。画家が菩薩なり仏を意識して描いたかは知らない。が、男性にある種の理想のお姿を表現しようとしたと思う。おそらく年配作家だから、自然に仏ムードになったのだろう。


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          ↑:伊藤洋子(札幌)、「ベルギーの傘屋」・F30(72.7×90.9㎝)。


 隣近所には迷惑をかけないようにして、それぞれの品々がやさしく席を占めている。
 人はいないが、しっかり人の気配や余韻がたちこめていて、物語作品になっている。
 
 以前の伊藤作品はどこか冷たくよそよそしかった。絵としてはその緊張感が面白いのだが、何かを避けているようでいて、どうなるのかと見続けている。
 「何か」とは「人間」だ。避けていた人間臭が今作だと思う。さて、大作にもこの気分が反映するのか?


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          ↑:安栄容子(稚内)、「花の島にて」・F50



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          ↑:加藤仁彩(札幌)、「まちあかり」・F15(53×65.2㎝)



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          ↑:葛巻真佑(苫小牧)、「憩」・F6

 F6という小品です。これをそのまま大きくしても、絵としては大変でしょう。ですが、足と腰と手だけの絵もいいものです。



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     ↑:ともに、工藤真由香(札幌)。左から 「穀雨」・F20(72.7×60.6㎝)、「eau」・F20(同)

 今は表情の堅さが目立つが、いろんな意味で若さの証拠でしょう。ブルーな心象、それもやっぱり若さでしょう。

 (お名前を間違っていました。すいませんでした。)



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     ↑:中野邦昭(札幌)、「はるか Ⅰ」・F30。「はるか Ⅱ」・F30


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     ↑:紅露はるか(札幌)。
 「snow field」・変形(90×32㎝)、「snow field」・変形(90×32㎝)、「明るい部屋」・変形(75×30㎝)






 残り一部屋です。続く予定ですが・・・。

by sakaidoori | 2012-06-12 01:12 | 時計台


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