栄通記

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2012年 06月 04日

1784)③「しんか展 第7回」 大同 5月31日(木)~6月5日(火)

  

○ 第7回 しんか展 
 

 会場:大同ギャラリー 3階4階
     中央区北3条西3丁目1
      大同生命ビル3階 4階
      (札幌駅前通りの東側のビル。
      南西角地 。)
     電話(011)241-8223

 会期:2012年5月31日(木)~6月5日(火)
   ※ 3日(日)は、14:00~ 
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 主催:しんか展プロジェクト
 後援:札幌パイロットクラブ

ーーーーーーーーーーーーーー(5.22)

 1777)①、1781)②の続き。

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 最後になりましたが、受賞作を紹介します。
 最後になったのは理由があって、ほとんどの作品はバランスが良くて、他の作品とムードを事にしている。稚拙な味わいも「へたうま」という言葉があてはまる。要するに上手な作品ばかりだ。


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     ↑:第7回しんか賞日野正和(東京都)、「草の海」

 全体のバランスが抜群だ。しかも勢いもある。「オレは生きているぞー、オマエを食べるぞー」と可笑しく襲いかかる描写が、普通のリアリズムでないのが良い。要するに良いこと尽くしで、知的障がい者作品特有のアンバランスがない。個人的には、そこがちょっと物足りない。特に、全体に破綻があまりにもないのが残念なところだ。僕自身は「破綻」も作品の有力な質と思っている。



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     ↑:左側、冨樫雅彦賞・横尾俊樹(東京都)・「ゲルニカ物語」
     ↑:右側、山下洋輔賞・大庭稔輝(東京都)・「青蛙」。


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     ↑:左側、札幌パイロットクラブ賞・松宮剛介(札幌)、「かぼちゃ」。
     ↑:右側、札幌パイロットクラブ賞・北條貴幸(札幌市)、「トランペット」。


 全て、全体のバランスが良い。部分描写は粘着的描写であったり、稚拙な自由さがあったりして興味を惹くが、あまりに全体が良すぎてビックリする。全ての作品かどうかはわからないが、美術指導を受けているかもしれない。


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     ↑:札幌パイロットクラブ賞・岡村宇宙(東京都)、「夕焼け鉄塔」

 (原作は僕の写真のように明るく発散していない。)
 ピンクなのに渋い。まさしく夕焼け的深みのある渋さだ。その中に「線」が一気に描き込まれている。しかも直線で、描き直し無しだ。一気と言ったが、それは気持ちが一つという意味で、ゆっくりと強く直線を世に降ろすという風情だ。「針金」の持つ細さ、強さという相反する正確を持つ線質だ。この線のムードが画面全体を支配し、ピンクもピンクらしからぬ雰囲気で応えている。線とピンクが織りなす異様な雰囲気の作品だ。



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     ↑:(階上階下の同時風景。)


 3階ばかりを紹介してしまった。
 以下、2階の様子を載せます。


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 お気に入りの作品を3点だけ載せます。


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     ↑:安間博(東京都)、「葡萄棚の世界」

 僕はこういう色合いの世界は好きではない。落ち着かなくて息苦しくなる。だから、こういう色の世界で生きている人を見ると観想世界が全く違うのかと驚くし、感心もする。生理的には意に反するが、こういう色でまとめる人に価値を見いだしたい。


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     ↑:左側、村上咲織(恵庭市)、「さっちゃんのワンピース」。
     ↑:右側、幅中佑氏(札幌市)、「はこだてせんそう」。



 完。
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by sakaidoori | 2012-06-04 00:02 |    (大同)


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