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山岸せいじ・展
あわいを覗く
・会場:茶廊法邑
東区本町1条1丁目8-27
電話(011)785-3607
期間:2012年5月26日(土)~6月3日(日)
休み:火曜日(定休日)
時間:10:00~18:00
企画:当館
ーーーーーーーーーーーーーーーー(5.27)
1769)①の続き。
(以下、敬称は省略させて頂きます。)
全部ではありませんが、配列順番に個別作品を載せていきます。長物の大作は、部分図を載せます。

右側、女性の足が見える作品、何だか戦前のニューヨークのキャリア・ウーマンみたいだ。ハイヒールを履いて、眺めのドレスを着て、オフィス街と夜の雑踏とのタイムラグだ。

この二つは全体から見ても異色だ。
左側は全く意味不明なのだが、流れの中で見る時、その黒い闇が自己主張をしている。作品の中での部分的な闇は、作品自体をブラック・ホールにしている。
右側の少女の作品、まるで昭和初期のスタイルだ。タイムスリップだ。全体の空間と時間を揺さぶっている2枚だ。

さー、都会の雑踏の中に入ろう。一粒の名も無き、顔も無き存在になって、塵や埃になって「ひとむれ」に連なろう。


右側の女性のシルエット、ロマンチックな作品だ。明日を信じる人だ。
個別作品の人のシルエットは、総じてロマンチックに見える。光と闇で、人の世界が浄化されたみたいだ。一つの桃源郷として見ていいのだろうか?桃源郷というにはくるおしい作品もある、溜め息という流れにもなりそうだ。
(今回は多めの個別紹介になりそうだ。氏に怒られるかもしれない。そんなこともないだろう。要するにその心は、法邑に行って欲しいということです。)




右の子供の作品も印象深い。走る、走る、どこへ走るのか、どこへ逃げているのか。