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山岸せいじ・展
あわいを覗く
・会場:茶廊法邑
東区本町1条1丁目8-27
電話(011)785-3607
期間:2012年5月26日(土)~6月3日(日)
休み:火曜日(定休日)
時間:10:00~18:00
企画:当館
ーーーーーーーーーーーーーーーー(5.27)
(以下、敬称は省略させて頂きます。)
長方形の会場を前後から載せます。
↑:(入り口側から。)
久しぶりに魅せる山岸せいじの写真展だ。似た作品なのに飽きない。リズムを保ち、ちょっとした驚きを散りばめ、次から次へと追いかけてしまう。この光はどこに行くのだろう?この闇は何だろう?心地良い謎も自然に湧いてくる。それは確かに幻視だろう、山岸マジックといっても。が、トリックなのにリアルだ。おそらく、山岸せいじにとっては嘘がないのだ。余りに真摯な態度、自分だけに浸りきる執念と情熱、しっかりした技術と美学は見る者を取り込んでしまう。
「はざま」、「光」、「闇」、人の背後の空気と息吹を感じながら見ていって下さい。
ブッラック・ホールあり、ロマンあり、時の流れの中で、向こうの世界が見えたなら、知っているはずのこちらは本当に見えていたのか、いつか見たような、これから見るかもしれない一コマ一コマ。
若いイリュージョンだ。過ぎ去った世界のようでも、可能性を感じる、エネルギーを感じる。吐いても吐いてもでてくる美しい世界。この揺るぎなき美はどこからくるのだろう。人恋しい姿に安堵する。
会場全景で一度見渡した。グループ単位で2度見たことになる。廻り巡るエンドレスの世界だ。個別作品にスポットを当ててもう一度歩くことにしよう。
②に続く。