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栄通記

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2012年 05月 19日

1757) アバウトの写真・31回目 「高橋彩美・写真展 『ゆめのわ』」より 2012年5月3日(木)

    
○ 高橋彩美・写真展 『ゆめのわ』」 より        

 会場:札幌市資料館2階3室
      中央区大通西13丁目 
       (旧札幌控訴院。
       大通公園の西の果て)
      電話(011)251-0731

 会期:2012年5月2日(水)~5月6日(日) 
 休み:
 時間:10:00~19:00
      (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(5.3)

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 今回は高橋彩美さんの写真です。


 この作品は組作品の一つで、組作品で構成された壁面の中央に展示されていた。展示効果のために大きな顔を目立つ場所に据えたのかもしれない。一方で、「この作品を見よ!」という撮影者の強い意図もあると思う。
 素直に少女をアップで撮っている、ただそれだけのことかもしれない。それだけのことだから、ブログの顔として毎日見るには良いかもしれない。

 普通に真ん中で撮る、しかも接近して撮る、何だか基本のような気がする。しっかりと相手を見る。それから先は、突き放したり、遊んだり、覗き見したりと、いろいろ付き合い方も生まれる。
 実際、彼女の写真個展はそうだった。


 「この写真、どんな感じで撮ったの?」
 「・・・、ただこう・・・、カメラを向けてバッシ・・・何ですけど・・・あんまり考えてないの・・・」
 そう言いながら、写真を撮るポーズを見せてくれた。
 被写体に半歩近づき、カメラを持つ手の仕草も子供っぽく、全く普通の少女然としているだけだ。だが、彼女の目線は強い。愛情を持って被写体に迫る。カラーで可愛く撮ってはいるが、茫洋とした質感はフックラとしてたくましい。

 児童期の作品ばかりだった。自画像として見て構わないだろう。
 直ぐに大人を老人を撮ってくれとは言わない。できるならば、思春期青春期を、見たい気持ちは膨らむ。


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     ↑:会場からの大通公園の様子。ここは2階だから、はるかに見晴らせて気持ちが良い。まるでお伽噺の世界だ。



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 お礼状が届いた。個展時の写真を使っている。
 会場の作品はもっと光沢が強かった。それは紙質によるのかもしれない。茫洋とした雪の中、赤い少女は夢が一杯だ。
    


  

by sakaidoori | 2012-05-19 08:36 | ★アバウトの写真について


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