人気ブログランキング | 話題のタグを見る

栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ
2012年 05月 14日

1749) 「またまた豊平川 幌平橋」


 昨日は快晴。意を決して、門馬ギャラリーに自転車で行った。光もあり花も咲き、すっかり春だ。爽快なペラルだが、風は強かった。

 何を見たいというものでもないのだが、幌平橋上のアーチが目の前に現れた時はすっかりうれしくなった。

1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_9591328.jpg
1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_9592657.jpg
     ↑:(左側。地下鉄中の島側からの幌平橋の道路風景。右側、幌平橋にあるアーチ。)


1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_107473.jpg
     ↑:(アーチから下流を望む。)

 高いところからの見下ろしは気分が良い。相変わらずの水の激しさだ。このあたりの地名は「中の島」と呼ばれている。何と、その名残の中洲が目の前にある。もっとも、この中洲は往古のものとは無関係だろう。だが、中洲を生むような地域と言うことを証明しているみたいだ。

 目を上流に転じよう。


1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_10115412.jpg



1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_10122921.jpg



 橋を挟んで右と左では川幅が違い、木の風情も違い、別の景色だ。下流側は鮭の遡上のためか、いろいろと工事をしているからか?

 遠くに見えるのは恵庭岳だ。この姿は名峰と呼ぶにふさわしい。崩落のために頂上に登れない。残念だ。


 川の付近の景色を載せて昨日の豊平川とはサヨウナラです。


1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_1022351.jpg



1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_10221410.jpg



1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_1023184.jpg



1749) 「またまた豊平川 幌平橋」_f0126829_1033075.jpg 備考
 アーチの周囲に幌平橋の四方山話があった。そこからの抜粋。

 橋の由来は札幌の「幌」と、豊平の「平」から。ちなみに「幌 ホロ=大きい」、「平 ピラ=崖」。

 今の橋は4代目。






 初代:1927年~。 
                河合才一郎の私財による木道。私道になる。150mを越える木道で、立派な橋であり、尊敬すべき社会活動だ。当時にあって、豊平橋以北ではこの橋だけだ。貴重なものだったろう。もっとも、架けた初めの頃はりんご園に通じる橋だっから、「りんご橋」と呼ばれて、揶揄されたようだ。
 「りんご橋」、いまでは愛嬌のある良いネーミングだ。「この橋は、りんご道。赤く染まりし小玉、緑葉に映えては摘まるるを待つ。りんご酸っぱし、甘し、懐かしの道・・・」昭和2年の話だ。何かと暗い季節への突入直前だ。大正浪漫もまだ残っていただろう。

 2代目:1937年~。 市道に移管して、新たに木道を架ける。
 
 3代目:1954~1992年。 コンクリート桁による本格的近代橋。

 4代目:1995年~現在。橋長・160.6m 車道橋幅・19m 歩道橋幅・平均17.45m 橋幅・平均36.45m

by sakaidoori | 2012-05-14 11:09 | ◎ 川・橋


<< 1750) 「柿崎均・展 ~ウ...      1748)「収蔵品展 『明暗の... >>