栄通記

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2012年 05月 06日

1733)③「阿部典英の全て ~工作少年、イメージの深海を行く~」 近美 4月7日(土)~5月6日(日)

    
○ 阿部典英の全て 

         工作少年、イメージの深海を行く
   

    
 会場:北海道立近代美術館
      中央区北1条西17丁目   
     電話(011)644-6882

 会期:2012年4月7日(土)~5月6日(日)
 時間:9:30~17:00
     (入館は16:30まで。)
 休み:平日の月曜日(定休日)、5月1日
 料金:一般 1000円 高大生 600円 小中生 300円 

 主催:当館 北海道新聞社 

 ※ イベント多数 

ーーーーーーーーーーー(5.4)

 1731番①、1732番②の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)



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     ↑:「ネエ ダンナサン あるいは 飛べない面長始祖鳥」

 エントランスホールには3点の立体作品がある。既発表もあるのだが、このコーナーは最近の典英ワールドだ。広場で「今」を見せ、室内空間は概ね時系列で展開されていく。

 それにしてもこの始祖鳥、とぼけた姿だ。飛べないペンギンの阿部版だ。典英は底のある海ばかり泳いでいたから、空という無限の海を泳ぎたいのだろう、飛びたいのだろう。飛びたい飛びたい飛べれない。なぜ?重たいから?男の夢なのだろう。ドン・キ・ホーテとサンチョパンサだ。


 前回までに第1室&第2室を紹介した。
 第3室に行こう。ちょっとその前に、若かりし頃の絵画を立ち見しよう。


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 以下、本項のメイン会場、第3室だ。



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 しんみりとして第3室に入る。 
 いきなり足下で「アベッチがピカピカうるさく這い回っている。
 上の写真、ちょっとピンボケ気味なので個別作品でしつこく紹介しよう。

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 アベ子ちゃんとアベ男クンだ。

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 お洒落に春の街を闊歩、カッポ、かっぽ。
 足下のバラス棒、なかなかスグレモノだ、ザーメンの雨だ。


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 良いアングルです。カップルってステキ!


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 会場を一周したので、雰囲気はわかると思う。エッ、分からない!仕方がない。そういう方は今日まで展覧会は開かれています。急いで行って下さい。


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 中央の2体のアベ人形、ガラスで上下が挟まれている。顔を突っ込んで、上なり下なりを覗けば無限往還の迷宮世界が見れる。いわゆるガラストリックだ。


 壁はスケッチ帳の再現だ。


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 細やかで、キチッとしていて綺麗だ。

 素描には違いないが、走り書きのメモという域を超えている。魚だどは、日々の食卓が画題という。素晴らしきかな、この粘着力。そのエネルギーは内に籠もって塞がることなく、外に過剰に爆発することなく、安定を保ちながら膨らんでいく。この辺が、早熟の人でもあったが、晩成の人にもなれた理由だろう。非常に精神の安定している作家だ。

 若さを保っているから、今後も一花二花咲かすことだろう。功成り名遂げた人でもある。こうして道内を代表する美術館でも大回顧展が実現できたのだ。今展は今までのご褒美であり、今後の活動の激励でもある。もう、恐いものはない。ますます今後を期待しよう。


 ということで第3室は終わり。

 項を改めて第4室に行こう。続く。




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by sakaidoori | 2012-05-06 10:16 | ☆札幌・近代美術館


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