栄通記

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2012年 04月 26日

1719)②「春へのコンチェルト」 たぴお 4月23日(月)~4月28日(土)

○ 春へのコンチェルト    

   
 会場:ギャラリーたぴお
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
      電話・林(090)7050-3753

 会期:2012年4月23日(月)~4月28日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日 18:00~

 【参加作家】
 糸原ムギ 菅野真由 後藤さとみ 田中季里 名畑美由紀 林教司 藤川弘毅 森実 YUKO 和田奈桜子 ・・・以上、10名。  
      
ーーーーーーーーーーーー(4.23)

 1718番①の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 前回はユキダルマと都会的な春を載せました。

 今回は渋い作品から入ります。


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          ↑:糸原ムギ

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 「糸原ムギ」、ペンネームでしょう。当ブログで、美唄会場の個展として紹介した方です。

 失礼な言い方だが、「軽い死相」が漂っていて寒々している。その寒々しさも「春のコンチェルト」なのだろう。この場や他の作品とはミスマッチのような取り合わせで、そこをスルーっと通り抜けて細く淡く突っ立っている感じだ。あまりにもマイペースなので、その怪しげな存在が薄まっても見える。それもこの作家の体質かもしれない。
 「糸原ムギ」、どんな意味だろう?「ムギ咲く野原に糸杉が立つ」、ゴッホにそんな作品があったかな?


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     ↑:右側の白い作品、名畑美由紀

 マイペースと言うことなら、白い作品の名畑美由紀の方が一枚上手かもしれない。あんまりマイペース過ぎて、床の間のような処に鎮座させられた。

 ピンクを覆う白、死相とは逆に生命力を感じる。ハネムーンの白と言えば言い過ぎかもしれないが、そんな爽やかさな前向き目線だ。
 しかし、いつもながら何が出てくるか分からない画家だ。それだけに定期的にいつもみたい人だ。



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     ↑:後藤さとみ


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 連作の中から、一番のお気に入りを載せました。書体も楽しんで下さい。大きくてフックラとした字です。絵が弟、字がお姉さん、そんな仲良しコンビの「みんなの歌」です。



 さて、次はさわやかに変身した二人の男性作品です。


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     ↑:林教司


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 「鉄の人、挽歌の人・林教司」作品です、驚きです。林さんにも春が来たみたいです。氏にとっての春とは・・・。止めましょう、そんな無粋な投げかけは。
 とにかく何を作っても上手いものです。今回は、「爽やか変身、春の巻」でした。




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     ↑:藤川弘毅。正面から見た場合。


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     ↑:やや左から見た場合。


 こちらは「華麗に変身・藤川弘毅」だ。藤川弘毅は廃品を利用して、重量感を柱に、「何か変だな、面白いな」という世界を作る。今回も、言葉で言えば同じようになるのだが、生地の白を巧みに利用して、「変身」した。蝶に見えるから、孵化した後の春の目覚めと言いたくもなる。
 しかし、それにしても華麗に変身したものだ。氏の作品は「存在感」がキーだと思っていた。これからは「美」もテーマになるのだろうか。





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     ↑:森実

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 筆致のめったり感が、強さ明るさをより際だたせている。それに、このめったり感には猥雑物を寄せ付けない求心力があって、作品を構築的にしている。油彩をしていた人だろうか?





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     ↑:菅野真由


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     ↑:(切り絵)。



 具象を伴わない切り絵も珍しい。もっとこの模様を炎と解すれば具象なのだが。たとえ炎であっても、「模様だけ」というのが興味を惹かれる。この壁一面を「切り絵模様だけ」にしたらどうなるのか?




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     ↑:田中季里





 「リフレッシュ・田中季里」、そんな感じだ。今年から教育大学の院生での研鑽だ。スイッチを入れ替えての作品に見えた。まずは腕試しなのだろう。

by sakaidoori | 2012-04-26 22:20 |    (たぴお)


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