栄通記

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2012年 04月 14日

1704)「秋田智江・展 サンクチュアリ/Sanctuary」 ミヤシタ 終了・3月21日(水)~4月8日(日)

  
○ 秋田智江・展 

     サンクチュアリ/Sanctuary
   


 会場:ギャラリー ミヤシタ
      中央区南5条西20丁目1-38 
      (南北の中小路の、東側にある民家)  
      電話(011)562-6977

 会期:2012年3月21日(水)~4月8日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.7)

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 栄通好み作品に出会えた。緑一色を基調にした、密集するドローイング作品群と、白が中心のさめざめとした心象画だ。大きめの作品はこれらのみだから、今展の中心作なのだろう。が、物語を綴る展示で、それらの位置づけとなるとよくわからない。個性的な絵画だから、全体を無視して紹介していこう。


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 非常に情熱的だ。一心不乱に緑なす藪に進入している。緑に包まれたい、一体化したい、いつまでもどこまでもそこを見つめていたい、そんな発散するエネルギーで満ちている。
 拙い線が良い。どこか角張っていて、沢山の小さな葉っぱも目に見えて、その目が拙さと重なり「神経質な猫の目軍団」だ。描かれた道などは吐き出る煙のようで、エネルギーの落としどころを探している感じだ。



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 寂しい絵だ。
 女性作家らしく華やかなのだが、かすれた白の感触と重なり、一層わびしさを深めている。
 中央の3本の木と、緑色の山並みのような線が、この絵のバックボーンだろう。他の全ては、山を包むようにして、木を中心にしてグルグル廻っている。鳥も花もピンクも白も、まるで葬送の儀式に参列しているようだ。留まって愛おしむ思いを注いでいるとも、向こうの世界に立ち去ろうとしているのか・・・。
 木は画家自身だろう。中央に描き込んでいて、全体の寂しさとはうらはらに強い気持ちも感じる。全体とも遊離していないから、断絶感もない。が、なぜかキツク寂しい絵だ。山並みが強く木を支えている。

 緑の絵の激しさと白い絵の寂しさ、この両者はどこで結ばれるのだろう。何かを強く求めている、探している・・・歩んでいる・・・のだろう。


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by sakaidoori | 2012-04-14 06:06 | ミヤシタ


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