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栄通記

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2012年 04月 11日

1698)「七里知子・個展 『Lid』」 ミヤシタ 終了・1月18日(水)~2月5日(日)

     
○ 七里知子・個展 

          Lid
       

 会場:ギャラリー ミヤシタ
      中央区南5条西20丁目1-38 
      (南北の中小路の、東側にある民家)  
      電話(011)562-6977

 会期:2012年1月18日(水)~2月5日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(1.22)

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 かつて、「ドーナツを描きたいわけではない。ドーナツの穴を描きたい」という言葉を聞いた。禅問答のような言葉で、普通は意味不明だろう。その穴の空気を空虚あるいは充満と見て描くのか、あるいは、目に見えない何かを探求する意味なのか、いずれにせよ、僕にとっての七里知子アプローチは常にこの言葉から始まる。

 今回、「ドーナツの穴」に喩えるならば、その穴のみをたじろがずに見つめている。空気感とか、余韻とか、不定形な関わりから抜けだし、穴そのものを見つめている。しかも、穴の中心に視点を置いて、その穴が目ン玉のようにグルグル廻る様まで見つめている。要するに、爽やか感ムンムンする画風だが、作家の一点を見つめる強い眼力が頼もしかった。ムードに流れず、空気にたじろがず、しなやかに強く、そこが今展の魅力だろう。

 そうは言っても、薄塗りでフワフワ感とも言える画風で、何を描こうとしているのかは分からない。明快な言葉にしにくい。タイトルの「Lid」も理解しがたい。だが、全てを分かる必要はないだろう。軽い画風なのに、絵そのものが強く感じた。そこのところをしっかり押さえておこう。


 個別作品を載せます。薄塗り感やフワフワ感は伝わるとは思いますが、強さまで写真で確認できるでしょうか?


 (写真撮影、ブログ掲載、とりたてて許可をいただいていません。過去の流れで、構わないだろうと判断させてもらいました。)


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by sakaidoori | 2012-04-11 06:20 | ミヤシタ


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