栄通記

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2012年 04月 08日

1694)「宮田章誉(あきよ)[昭和初期の農村 -知恵と労力の開拓-]」JRタワーARTBOX 3月31日(木)~5月31日(木)

   
○ [昭和初期の農村 ー知恵と労力の開拓ー] 

     宮田章誉(あきよ)
  
  

 会場:JR札幌駅東コンコース・JRタワーARTBOX
      中央区JR札幌駅構内
      (地上東コンコースの西壁面。東改札口の南側)
      問合せ・JRタワー展望室アートチーム
           電話(011)209-5075

 日程:2012年3月31日(木)~5月31日(木)  
     (会期中無休)
 時間:8:00~22:00

ーーーーーーーーーーーーーーー(4.5)

 ■宮田章誉(あきよ)・とうきびわら工芸作家
   1943年 北海道留辺蘂生まれ
   2004年 会社定年退職後、独学でトウキビワラ皮で造形表現を始める
   2006年 蒼樹会出品 銅メダル(東京都立美術館)


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 「・・・これらの作品は二十歳までの農家に育った切実な体験を表現したものです。・・・」


 優しく綺麗な人形達だ。
 今回は癒し系だ。作者の言葉に惹かれて過去に感情移入したり、そのノスタルジックな美しさを見つめればいいのだろう。
 あれこれと「言葉」を投げかける必要はない。だが、ここは「工芸展」とは思っていなかった。「今をあれこれと考える場」だと思っていた。それでついつい癖としてつまらぬことに拘ってしまった。以下はその拘りです。


 美しく穏やかな人形だ。
 かつての手あかや泥顔はトウキビの乾燥した皮になり、生活のアクは微塵もない。
 僕は農家を知らない。だから、その中身を知らない。こうした美しい作品を前にして、共に語る言葉が見つからない。
 作家は「・・・今考えると計り知れない価値ある時代だっと思います」と語る。
 氏にとってはそうなのだろう。だが、「過去」が「桃源郷」になってボックスに収まっているように見える。見果てぬ夢を「過去に再発見」しているようにも見える。僕は過去も未来も、強い関心を持つがとりたてて美しくは見ない。いや、今の何かしら汚いもの、不完全なもの、それらに対して悶々としている姿勢に綺麗だと思う時がある。
 だが、自分の生い立ちに自身を持って「価値がある」と言える人が羨ましい。
 ノッペラボウの人生だった。取り立てて誇れる過去もない。過去を否定して未来を強く志向するタイプでもない。価値を強く発信できない。「今」に埋没しているだけなのだろう。


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by sakaidoori | 2012-04-08 18:39 | JRタワーARTBOX | Trackback | Comments(0)
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