栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2012年 04月 05日

1687)②「CAIアートスクール16期生 卒業制作展」 cai02 3月24日(土)~4月7日(土)

  

○ CAIアートスクール16期生 卒業制作展   
  
         
 会場:CAI02 raum1・2・3
      中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 
      (地下鉄大通駅1番出口。
    ※注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
          昭和ビルの地下2階です。)
     電話(011)802-6438

 会期:2012年3月24日(土)~4月7日(土)
 休み:日曜・祝日  
 時間:13:00~23:00

※ オープニングパーティー ⇒ 初日 19:00~

 【参加卒業生】 
 梶智就 黒島正範 瀬戸一成 立石香織 ひさだ いくこ 城禾乃 山口要輔 山根昇太 ・・・以上、8名。
           
ーーーーーーーーーーーーーーー(3.31)

 (1683番①の続き。以下、敬称は省略させて頂きます。)


f0126829_22314788.jpg



f0126829_22321612.jpg
     ↑:黒島正範、「無人移民宇宙船が愛でるクローン脳搭載の逆サイボーグ」。


 小さな同じ人形がそれなりに沢山あるだけだ。だから、作品以前のような感じ。しかし、この小世界に対して、作家はおびただしい物語文を添えている。この人形群を前にして、作家・黒島正範の一人遊びであり、ほとんど無意味な妄想だ。その文章は自分勝手なオタクで、他人との交流を拒否したがんじがらめのバリアーといってもいい。
 この態度は前回の梶智就とは全く逆だ。逆だが、言葉で攻めるという意味では同じ土俵だろう。ただ、こちらは過剰な精神を感じる。それはたまたまなのか、一つの演技なのか?過剰だが軽い。



f0126829_22453295.jpg
     ↑:ひさだいくこ。左側から、「外」、「内」。


 この作品も概念的な作品だ。コメント文は優しく説明調だ。曰く、左側は作家が見た外の風景(存在)であり、私にとっては「内」なる世界。右側は他人から見た私という存在、それは私にとってはアウトラインであり「外」側だ。この文章に至って、タイトルの「外」、「内」が逆転している。そして、見る者に対して、「貴方の内と外は?」と投げかけている。
 それはともかくとして、他人が撮った「ひさだいくこ」のポーズがわざとらしい。この「わざとさ」が、今作のキーだと思う。「作る」とは作為なのだが、その作為性が面白くなくてはこういう作品は心に響かない。やはり、問題提起の段階だと思う。ドンドンと制作して深化したのを見たい。

 同じ写真作品で、「わざとさ」の横綱級の作品を上海で見た。作家は、あまり美人でない小柄の日本人であった。思わず笑って泣いた。作家のおぞましい数の変身スタイルに脱帽してしまった。それは、ひさだいくこ とは少し違い、あくまでも「外・外・外」であり、恐ろしき過剰さだった。近々報告したいと思います。乞うご期待!!


f0126829_2381454.jpg


f0126829_2382978.jpg


f0126829_2384277.jpg
          ↑:山口要輔、「みず」・スタイルフォーム。


 中央にドーンと吊された物体、造形作品と力んで言うには恥ずかしい。当館でお馴染みの「くだらない展」級の作品だ。実に立派などうでも良い作品だと思う。この会場の立派な華だと思う。山口洋輔君の勇気ある造形活動に乾杯しよう。



f0126829_23171318.jpg


f0126829_23173120.jpg
     ↑:瀬戸一成、「すべてに影響されて今ここにいる」・ミクストメディア。


f0126829_23222196.jpg



 ニューヨーク・ニューヨーク的な作品だ。久しぶりに見る青年の屋根裏だ。
 タイトルの謙虚さは構わない。が、作品は遠慮することなくガンガン行って欲しい。突き抜ける屋根裏だ。CAI地下倉庫だ。



f0126829_23262056.jpg
     ↑:城禾乃、「業の抜け殻、分解する日々 ~ Death and Rebirth #1 ~」・キャンバス・アクリル・眠る記憶。

by sakaidoori | 2012-04-05 00:16 | CAI02(昭和ビル)


<< 1688)③「絵画の場合 20...      1686)「『いわならべ』 北... >>