栄通記

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2012年 04月 02日

1681)②「絵画の場合 2012 最終章」 ポルト 終了・3月14日(水)~4月1日(日)

  

○ 絵画の場合
 2012 
 最終章
   


 会場:ポルトギャラリーA・B 
      (北翔大学北方圏学術情報センター)
        (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目 1番1号 
     電話(011)618ー7711

 会期:2012年3月14日(水)~4月1日(日)
 時間: 11:00~19:00
       (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家&美術関係者】
 大井敏恭 笠見康大 小林麻美 澁谷俊彦 武田浩志 谷口明志 塚崎美歩 末次弘明 西田卓司 林亨 山本雄基 梁井朗 

ーーーーーーーーーーーーーー(4.1)


 1681番①の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


○ 笠見康大の場合


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     ↑:正面の上の大作は、「支える構造(establishment)」・キャンバス 油彩 163×130㎝ 2012年。        小品は全て、「untitled(私 紙 心象)」・木炭画 ドーサ 油彩 65×50㎝ 2011~2012年。


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     ↑:大作は、「支える構造(lihe best)」・以下上と同じ。


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     ↑:上の大作は、「支える構造(健忘症)」・同。


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 ギャラリーの全体空気を支配している作品群だ。気持ち良いとか、心にドーンとくるとか、魅せられるとは少し違う。絵画の勉強をしていて、その過程を強く見せている。「実験絵画」なのだろう。真摯な姿勢、日頃の研究・研鑽・勉学が想像される。が、生理を知で料理しているみたいだ。さらに言えば何かを隠している感じもする。

 小品のタイトルの副題が面白い。「紙 私 心象」。
 「心象」という言葉が気になった。「絵は画家の心の産物だ」という意味か。喜怒哀楽とか心模様という狭い意味での心象スケッチではないだろう。「知+喜怒哀楽+世界認識」という画家の世界、堅い「心象世界」だ。自己を覆う鎧にもなりかねない絵画のよう。その鎧が他の作品に無意識に襲いかかっているみたいだ。


○ 澁谷俊彦の場合


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     ↑:(タイトル等記録ミス。すいませんでした。)



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 風になびいてふ~らふ~ら、ゆ~らゆ~ら、白い体が軽~く軽く、仄かに輝やいている。
 広い空間だ、大きく広がればと思うが、空調の関係かもしれない。飾りのようにふ~らふ~ら、ゆ~らゆ~ら・・・。
 美しき道をマイペースで行く澁谷俊彦。風に光に湿度に空気に、デザインが風景に溶け込もうとしている。目立ちはしないのだが、さわやかで可愛く綺麗だから、気付けばその存在を目が追ってしまう。

 氏にとっての「絵画の場合」とは、「自然」と「人工的な作品」との関わりを問うことみたいだ。現代的な心地良い関係を作り、そこに「人」も加わる。その三つ巴の関係を尋ね歩いているみたいだ。人の社会の「三角関係」は危ういバランスで成り立っている。澁谷・三角関係はまだまだ形成過程だ。

by sakaidoori | 2012-04-02 22:18 | ポルト | Trackback | Comments(0)
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