栄通記

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2012年 03月 29日

1674) 「守分美佳・展」 ミヤシタ 終了・3月2日(水)~3月20日(日)

   
○ 守分美佳・展    


 会場:ギャラリー ミヤシタ
    中央区南5条西20丁目1-38 
    (南北の中小路の、東側にある民家)  
    電話(011)562-6977

 会期:2012年2月29日(水)~3月18日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(3.11)

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 「暗い絵」が出てきた。逆に多くの色も出てきた。そして、ドローイングとしての線もでてきた。それは、以前のなぞるような輪郭線がいやになったふうにみえる。相当な変化だ。が、画題?や画風に劇的変化はなく、安定と変化の中立点に作家はいる感じだ。

 抽象画で「好きにやりたい」という気分は同じなのだが、何故だか「同じ事は続けれないわ!」、とつぶやいているみたい。別に過去の否定なり、強い断絶があるわけではないだろう。作為性に至っては希薄だ。そもそもが天真爛漫なところがあって、その気分を正直に画面に投影したいというのが絵画動機の一つだと思っている。禅師のように無我の境地で絵筆を運ばせたい、だが煩悩多き守分美佳にはそれができない。その心の移ろいが作風の連続と変化として進行しているのだろう。


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 何なのだろう。この暗さは?暗い絵が描きたかったのだろう。描いて吐いて次に行きたいのか?


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 一転して、この明るさは何なのだろう?百花繚乱で、今一歩進めば妖艶になりそう。「暗さ」も「妖艶さ」も、想定外の守分美佳だ。


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 今展での大作だ。というか、この抽象画・シリーズになってからでは、最大級かもしれない。
 白多くしてさわやかだ。初春、あるいは初夏の雰囲気。何より良いのは、線だ。せめぎ合う色の輪郭線という役割を止めたことだ。「線」を楽しんでいる。同時に、「面」をどうしようかという悩みの痕跡でもある。


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 紫?さわやかな渋さだ。
 今展は色に心模様を託しているようだ。



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 なぜだかこの日は花がよく似合った。
 絵画展に花は必要ない、害にもなる。が、それも時と場合によるのだろう。
 もしかしたら今展は「花展」かもしれない。そして生の花が作家に、「もっと花になれ!」と応援しているのかもしれない。

by sakaidoori | 2012-03-29 22:57 | ミヤシタ


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