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栄通記

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2012年 03月 26日

1670)②上海旅行 「長江編② 長江を見る」

  

 滞在八日目(3月21日)、長江を見に行く。
 目安は「上海淞戸抗戦紀念館」・53mのタワーだ。その展望台から長江が一望できるという。その展望後に、近辺の散策という計画だ。あいにく、市内地図の圏外で、細かい場所はわからない。だが、一週間も当地でブラブラ漫遊をしたのだ。何とかなるだろう。

 最寄りの地下鉄・8号線「黄興路」駅から出発。その前に、地下鉄までの市民市場をのんびりと堪能したのだが、市場は今回は省略。「四平路」、「海佗路」、「宝山路」で乗り換えて、高架鉄道3号線「友誼路」で下車。そして友誼路をひたすら東に行けば長江に着けるだろう。


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     ↑:(左の地図は市内と北部の全貌。右中央辺りに「H」のマークが我が家のホテル。
 右側が目指す「宝山地区」の詳細図。エンピツ線が歩いた経路。)

 友誼路を真っ直ぐ西に進めば記念館タワーのある臨江公園だ。道すがら、いつものように路上販売を楽しみながらすすむわけだ。

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 靴磨き屋さんに床屋さんだ。両方とも当地では初めて見る路上店舗だ。床屋さん、良いですね。


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 途中本屋に立ち寄り、ようやく目指す「臨江公園」に到着だ。
 少し大きな公園は、どこでも厳しい門構えだ。入るのは無料だが、門限がある。ほとんど午後6時以降は入れない。「門と塀」、これは中国の町並みの大いなる特徴だ。だから、日本式に自由自在に出入り可能にはならない。占有空間が明確なのだ。いずれこの事は記しておきたい。


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 公園の散策も面白そうだが、今日は長江中心の行動だ。
 ところで、このタワー&記念館(「上海淞戸抗戦紀念館」)は上海事変における抗日抵抗運動を記念してのものだ。観光気分で行くのに気が引ける方も居られるかもしれない。だが、「抗日記念館」とはどういうものか?それを簡単にイメージすることも当代の観光だと思う。一通り館内を見学した。確かに照明も落とし暗いムードではあるが、それほど日本人が見てもショックを覚えないだろう。この館のことは後日に報告します。

 さー、展望台からの景色を見て下さい。


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 ほぼ真北です。地図を置いて景色とにらめっこをした。そこには巨大中洲・「崇明島」が見えるはずなのに、見えない。望遠鏡で水平線を見れば、何となく陸地があるようだ。


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 「長江」、日本人は揚子江と言って親しんでいる。僕もそうだった。だが、揚子江は揚州を流れる川の意だろう。全くの一般名詞である「長い江(かわ)」、第一級の長さの川のみに与えられる名辞だ。
 その長江、長さよりも今は幅の広さに驚く。この高さから望遠鏡でようやく対岸に何かがある感じのみだ。実に大きな気分になる。

 中洲の離島に向けてのフェリー乗り場が見える。地図にあるとおりだ。時間は充分にある。「フェリー、乗るべし!」見た目は近いが、かなり歩いた。が、何故だか橋を渡ることができなかった。残念ではあったが、次に上海に来たならば、必ず行くことにしよう。


 岸辺では工事中だ。広い臨海公園になるのだろう。渡れなかった橋の向こうには、何やらモダンな記念館が建造中だ。

 ずーっとこの臨海を南下した。その様子は次回に。

 

by sakaidoori | 2012-03-26 19:38 |  (2012年上海旅行)


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