栄通記

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2012年 02月 28日

1637) 「清武昌・個展 ーしじまの余韻にー」 さいとう 終了・2月21日(火)~2月26日(日)

○ 清武昌・個展 

         ーしじまの余韻にー           


 会場:さいとうギャラリー  
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2012年2月21日(火)~2月26日(日)
 時間: 10:30~18:30
      (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(2.22)
 


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     ↑:「Ⅳ 秘密」。油彩 木製パネル 2275×3680㎜。

 大きな作品だ。清武昌渾身の22歳、自画像だ。手足を露わにして顔を隠し、リンゴを弾ませながら寝そべっている。


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 道都大学卒業記念でもある個展です。
 若人らしい情熱だ。「内に籠もる」、「爆発する」、そんな狭間にいるよう。自己愛、過剰なる自己愛・自己耽溺、その今の気分でもある。数年前とは違って、自己確認の余裕も感じるが、それが副題の「余韻」に繋がるのだろう。

 泥臭い絵でもある。それは北海道的美学の特徴でもある。誤解を恐れずに言えば、道内公募展的美学の範疇とも見える。それは大いに構わない。北海道人だから。
 緑色による深層心理、それは本人の鬱積した気分でもあり、絵画への原動力なのだろう。
 りんごへの遊び心、何をどうしたいのかは分からないが、何かの気分の象徴のよう。
 人体はオーソドックスなルネッサンス仕様になっている。その整合的な人体美は、絵画への賛美であり、自己愛の化身でもあろう。
 それにしても大きい絵だ。たいしたものだ。絵画に寄せる情熱、直向きさは素晴らしい。


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     ↑:「秘密 Actor」・S100 油彩 木製パネル。


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     ↑:「秘密 Actor」・F100 油彩 キャンバス。


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          ↑:「気配」・F6 油彩 キャンバス」


 今展、大作はエネルギー全開で力勝負だが、小品も一点集中主義の密度があり清武君の好調ぶりが伺われる。何やかにやの試し絵でもあろう。
 上の四点、青だ。青ばかりではないのだが、目には青の残像が充満している。まさに青への挑戦だ。明るい。


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          ↑:「hidden point」・F10 油彩 キャンバス。

 僕は彼の描くモッコリ感に注目している。それは卵形になったりして、包まれるなどの感覚を伴う事がある。形自体は明快で、ある種の雪の塊という造形感覚だと把握している。何かを描くわけではないのだが、明快に「絵画」としての重量物としてそこにある、その拡がりや行く末にイマジネーションの拡がり拡張を楽しんでいる。
 今作、小品ということで明快に形を決めて、強いふっくら感だ。


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          ↑:「秘密領域」・F150 油彩 キャンバス」

 隠れたテーマは「遊び」だと思う。だが、肝心の画家自身のパワーが強すぎて、なかなか人間表現と遊びがかみ合わないようだ。



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by sakaidoori | 2012-02-28 23:32 | さいとう


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