栄通記

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2012年 02月 21日

1627)①「2012 第5回 道展U21」 市民ギャラリー 終了・2月9日(木)~2月12日(日)

○ 2012 第5回 
           道展U21
 
  
    
 会場:札幌市民ギャラリー
      中央区南2条東6丁目
      (北西角地)
      電話(011)271-5471

 会期:2012年2月9日(木)~2月12日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:10:00~17:30
     (最終日は、~17:00まで)

 主催:道展

ーーーーーーーーーーー(2.11)

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 申し訳なくも、会期終了後の掲載です。ご容赦を。

 当若年者公募展も5回目です。大盛況で、いつものような立体パノラマ展示もいつも以上に成長気味でした。訪問日は学生達も多数観覧中で、先生を捕まえては、あれこれと質問したり、講評を聴いていたりと、こちらも熱気をもらって良い気分でした。顎が上がりすぎて、少し首を痛めもしましたが、いい記念でしょう。

 さて、今回の全体印象を思いに任せて箇条書きしてみます。

  ・真面目な作風で、オーソドックスな画題が大半だった。
  ・ということは、遊び心100%とという作品や、「何じゃこれは!?」という作品は限りなく少なかった。
  ・レベルの平均値は高くなった感じだが、飛び抜けた作品に欠けたようだ。
  ・大賞・準大賞とも大学生であった。大学・専門学校などが目立った感じ。
   (個人的には「高校展」という感覚で見に行っているので、少なからずの違和感。)
  ・気になる作品のネームプレート見れば、聞き慣れない高校名が多くあって新鮮だった。
   (当展も全道的な拡がりを見せているのだろう。)
  ・おといねっぷ高校の「クローズアップ絵画」が少なく、何だか目立ち度が低かった。
   (手法の問題としてではなく、おと高のテンションは高いのだろうか?少し心配。)


 僕自身は、将来のピカソだとか有望な青年の発掘だとかにはあまり関心がない。今をどれだけ楽しんでいるのか、どれだけ苦しんでいるのか、有り体の画題に向き合って、いろいろと工夫している姿を楽しんでいる。


 以下、会場風景を交えながら紹介していきます。


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 ピンボケですいません。上位受賞者が集中している第2室の部屋です。この部屋の作品から紹介します。当展主宰者自慢の作品群です。


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          ↑:U21大賞 北海道教育大学岩見沢校・佐藤菜摘・「まどろもり」。

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 「デザイン学校の生徒かな?」と思ったら、大学生の作品でした。ピンクを中心にした明るい作品です。明るいのですが、意外に色を多用せず大きく配分もしていません。コラージュや色づかいが細やかで、だからでしょうか、大きく拡がる空気感ではありません。暗い引き籠もりではないのですが、収縮気質を感じる。それは絵画表現を躊躇しているのか、発散と収縮に彼女の個性があるのか・・・。

 そんなことを考えていたところ、ギャラリーたぴおでご本人に会いました。さっそく登場願いましょう。

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 聞けば、まだ1年生で、出身も秋田県です。美術専攻はまだ未定ですが、絵画は続けていくでしょう。
 作品はたぴおでのご自身の作品、受賞作と同じ雰囲気が漂っている。時間がなくて描き込み不十分との事だが、円い表現とピンク色が春近しです。
 最高賞おめでとう!!


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          ↑:U21準大賞 北海道教育大学旭川校 個人・千葉美香・「なんくるないさー」。

 このまま道展に出してもおかしくないでしょう。上手いものです。「なんくるないさー」とは沖縄語?
 上手さの方が克ちすぎて、人物なり波の重なりに感情移入できないのが残念なところ。絵画の明るさが太陽が一杯という気分です。


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          ↑:北海道教育賞 市立函館高校・桶本理麗、「目に見えぬものは多けれど」。

 白い部分が一番多いのでしょうが、全体が青や紫が占めている印象で、「渋い」と。主人公の女性の表情が硬いから、余計にそう思うのでしょう。どこか献花に染まる人を連想してしまった。
 それにしても多くの生き物を満遍なく配していて手際が良い。色の安定感も素晴らしい。その手際よさなりの良所がセールス・ポイントをわからなくさせてもいる。


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          ↑:札幌市長賞 北海道教育大学岩見沢校・門馬暢子、「ときめき」。

 明るく楽しい気分を表現していて、そのまま明るく楽しくなります。星マークや鳥達がもっと個性的だったら、主人公も楽しさが倍増だとは思うけれども、そうなれば絵としてはうるさくなるのでしょう。うるさそうでいて上品にまとめたさわやか作品でした。ライブ・ペイントで沢山の星や丸や三角の雨を降らして欲しいな。



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 今回は、いつになく上位受賞作を集中的に載せました。ある種の傾向がわかる感じです。
 ②では、受賞に関係なく、好み中心に載せていきます。


 ( >②に続く。) 

by sakaidoori | 2012-02-21 00:01 | 市民ギャラリー


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