1602) ①「第53回 学生美術全道展」 市民ギャラリー 終了・10月8日（土）～10月11日（火）

○　第53回 学生美術全道展　


　会場：札幌市民ギャラリー　
　　　　　中央区南2東6（北西角地）
　　　　　電話（０１１）２７１－５４７１

　会期：10月8日（土）～10月11日（火）
　時間：１０：００～１７：００
　　　　　（最終日は、～１６：３０まで）

　主催：北海道新聞社　全道美術協会

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー（10.8）

　例によって沢山の作品達です。まずはともあれ、会場風景や群れなす場面を中心に報告します。個別作品は１０作を限度にします。

　やはり風景の華は入り口直ぐの大広間でしょう。













　　　　　↑：雨竜高等養護学校・佐橋優奈、「紙粘土のマスコット　①・②・③」。



　
　僕はこういう作品を見ると、涙が出るくらい嬉しい。賞にはこだわらないで見ているのだが、どうして何も貰えないのだろう？優秀賞がだめならば、せめては奨励賞でも。
　これだけの数！全身全霊無我夢中だ。この持続するエネルギー、集中力が宝棚に溢れている。
　輝く色合い！
　よじれた形の夢気分！まさしく「栄通大賞」だ。






　上の作品群、左上の作品はわからないのですが、他の３点はおといねっぷ高校です。「見られる」ことの意識の強さはいつもと同じです。でも、今年のおといねっぷ高校の傾向はいつもと少し違っている。他の作品もそうなのですが、泥臭さを感じる。「華やかに見られること」の多かったおといねっぷ精神が、高いレベルで個性を模索しているみたい。


　　　　　↑：北海道新聞社賞　札幌大谷高校２年・北口霞、「夢のはなしをしよう」。

　斜に構えた亀面がいいですね。都市を背負う亀よ、どこに行く！！


　　　　　↑：優秀賞　北海学園大学１年・金澤凌、「Qmx1ZSBSZWQgQ2xvYWs=」。

　厚塗りでしかも色が細かく散りばめられている。明るく重たい元気良さだ。この、「厚く熱く重たく明るく」路線、同時代の本州の傾向とは異なるが、トコトン追求してもらいたい。


　②に続く。