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藤野千鶴子・展
会場:時計台ギャラリー 3階D室
中央区北1西3
札幌時計台文化会館
(中通り南向き)
電話(011)241-1831
会期:2011年10月24日(月)~10月29日(土)
時間: 10:00~18:00
(最終日は~17:00まで。)
ーーーーーーーーーーーーーーーー(10.28)
時計台ギャラリーとしては珍しく、お洒落で引き締まった個展だった。
ピンボケ会場風景もあります。失礼ではありますが、全体を想像していただくために載せます。
↑:会場正面。
↑:会場の左壁面。
↑:会場の右壁面。
正面に2枚で200号の「宙」がある。ドーンと舞台中央で会場を支配している。円い形と色が会場を一周している。ここが作家のセールスポイントだ。ポワーン、ポカーン・・・ポワーン、ポカーン・・・。何とも楽しい気分になる。そして宇宙の暗黒色的な世界が背景を覆い、それでも画中の細かい世界はお転婆娘がはしゃいでいる。それは確かに一つの無言劇だが。暗にして底抜けに明るい。沈思する大人心、無鉄砲なじゃじゃ馬娘、好き放題な子供心、5才から80才まで楽しめる世界だ。
ベテラン作家の安定した会場作りではあるが、当館にとっては新鮮だった。大作に偏らないで「個展」をされていた。インスタレーションによる「空間作り」という、時代の申し子とは違った楽しみがあった。
以下、小品を載せます。しんみりさと軽快感が伝わればと思います。最後に大作と、その部分図です。お転婆娘達と遊んで下さい。
↑:左側、「宙ー2011 #2」。右側、「宙ー2011 有」。
↑:「宙ー2011 王」。
↑:左から、「渚(なぎさ)」、「眠らない宙」。
↑:「宙ー2011 希」・200号。