1559)「世界児童画展北海道展・第41回 2011」 市民ギャラリー 5月20日（金）～5月22日（日）

○　第41回

　世界児童画展北海道展　　2011　


　会場：札幌市民ギャラリー　
　　　　　 中央区南2条東6丁目
　　　　　 （北西角地）
　　　　　電話（０１１）２７１－５４７１

　会期：2011年5月20日（金）～5月22日（日）
　時間：１０：００～１７：００
　　　（初日は１３：００～、最終日は～１６：００まで。）

　主催：（財）美育文化協会　
　　　　　　問合わせ：（０３）－３６６２－５３２１　

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー（5.20）








　一線美術会北海道支部展を見に市民ギャラリーに行った。何げに入った会場、児童画の国際展である。
　児童画を見る場合の基準がある。上手いとか下手とかに関係なく、ドドーンと心に来る作品に出会えればそれで良いのだ。その作品がこれです。


　　　　　　　　　　↑：札幌市・4才 梶原影奬、「ママがおとうとをだっこしているの」。

　タイトルと作品の関係は意味不明。
　大きな顔に見える。右側の輪郭線は横顔に見える。顔内顔だ。その顔の中に顔がある。なぜだか、その左側に横顔がある。
　画面一杯の顔のシンプル線、そのボリュウーム感が素晴らしい。しかも何とも言えない表情をしている。そして幾重にも憎めないほどに顔がある。

　この子はいつもいつも顔を見ている。多分、自分を認められたい、彼等を独占したいという思いだろう。その思いは「おとうと」という存在によって際だったのだろう。梶原影奬君の存在の危機なのだ。「おとうと」という存在が、他者としての「顔」を画かせたのだろう。


　他に日本人児童の取り上げたい作品はなかった。代わりに、外国人の作品が面白いので載せます。
　コメントは割愛しますので、作品を楽しんで下さい。私自身の好みがわかることでしょう。出身国は是非確認しておいて下さい。











　　　　　　　　　　↑：左側。4才 女 ブルガリア・マグダレナ ヴィジェニナ・「妹、ママそして私」。
　　　　　　　　　　　 右側。9才 女 ベネズエラ・アレッサンドラ ゴンザレス、「平和」。



　　　　　　　　　　↑：左側。8才 男 ブルガリア・ヴルチェノフ イオン サヴォフ、「ミュージシャンたち」。
　　　　　 　　　　　　右側。10才 女 エストニア・ハンナ ブリッド ジョギス、「仮面」。



　　　　　　　　　　↑：左側。10才 女 台湾・ペィリン リン、「お誕生日おめでとう」。
　　　　　　　　　　　　右側。9才　男 タイ・ルシューディー ワンヨー、「自然を守ろう　命を守ろう」。




　　　　　　　　　　↑：左側。7才 男 コスタリカ・特別賞　レオナルド ビエロ ヴィヌエサ、「ピエロのカルーソ」。
　　　　　　　　　　　右側。11才 男 カナダ・エドモンド チャン、「ギター」。