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「佐藤萬寿夫 ドローイング展Ⅲ」 より
会場:札幌時計台ギャラリー 2階
中央区北1条西3丁目
札幌時計台文化会館
(東西の中通りの北側にあるビル)
電話(011)241ー1831
会期:2011年4月25日(月)~4月30日(土)
時間:10:00~18:00
(最終日は、~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーー(2011.4.26)

↑:「白樺」。
今回は
佐藤萬寿夫さんの色鉛筆画を掲載します。
個展には50点ほどの小品があります。この中から好みとはいえ一点を選ぶのは大変です。もし違った日に選んだならば別の作品になると思います。きっと家のある作品になるでしょう。家の作品でも、並んでいるのがいいのか、広場のあるのにしようか、たった一軒だけの明るいのにしようと迷うでしょう。
そして選んだのが「白樺」です。
白樺の枝先が震えながらそろって上を目指している。線の震え、微妙な揺れ、なぜだか胸がキュッと締められる。決して哀しい絵ではありません。哀しい気持ちにさせるというものでもありません。でも、心がハラハラするのです。そして道が一本、スルーっと横切るようにしてどこまでもどこまでも伸びています。緑の野地、茶は土色、黄色は・・・、お日様が浮かんでいます。
もしかしたら、期間をおいて違う絵になるかもしれません。たった一点の掲載に忍びなくなるでしょうから。