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栄通記

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2011年 04月 28日

1514) 「佐藤萬寿夫 ドローイング展Ⅲ」 時計台 4月25日(月)~4月30日(土)

  
○ 佐藤萬寿夫 ドローイング展Ⅲ
 

 会場:札幌時計台ギャラリー 2階
      中央区北1条西3丁目
       札幌時計台文化会館
      (東西の中通りの北側にあるビル)
     電話(011)241ー1831

 会期:2011年4月25日(月)~4月30日(土)
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(4.26)

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     ↑:左から 「夜空の明るみ」、「ほほえみ」。



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     ↑:左から 「時の流れ」、「立ち上がる」。



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     ↑:共に「丘の家」。



 文章、及び追加写真は明日にします。
 4月30日(土)まで。


 (以下、28日に記す。遅くなってすいませんでした。


 明るい、強く明るい。
 線や形はたゆたゆしい。童画のような稚拙な雰囲気で、コンパクトにキュッと引き締まっている。子供がしっかりとイメージを留めている感じだ。邪念を払った大人の画家の感性そのもののようだ。
 色鉛筆だから、どうしても色は線として現れ、色=線になり、色と線の固まりで造形となる。ボリューム感を作っている。もちろん質感もだ。
 そして線というものはストレートだ。丁寧にゆっくりと引かれた氏の揺れた線が、懐かしき心と、何処かに置き去りにしていたゆったりとした遊び心を甦らせる。

 「重なりと響き合い」がマスオ・ワールドの基本であろう。それは色や線の「重なりと響き合い」であり、画題・・花々や木々や家々や人々や空気や風や広場・・も、全ては全体として理解すべきものであろう。「生きる喜び」であり、「生への讃歌」であり「共にあるものへの感謝」として。
 それは全くそうなのだが、倦むことなく見続けていくと、その家や木に「個」を感じる。それは「孤」でもある。「個と個の結ばれ」としての家々であり、木々であり、風達の絡み合いだ。それらは「結ばれ」として絵として完成されるのだが、画家自身の「孤」がどこにあるのかという思いが強くなる。

 脳梗塞で倒れ、今なお利き手や会話を不自由にし、意識と行動の大半を「画く」ことに費やす画家のありよう。おそらく絵に対する内側からのみの発散は、発病以前よりも強くなったであろう。「画くことのみ」という強い衝動を原点にしているから、無用な「個」の内省からは遠くなったかもしれない。
 だが、そこに「個・孤」を見る。うかがい知れない「個」を見る。それは「佐藤萬寿夫」という生身の人間ではないかもしれない。「画家・サトウ マスオ」という想像上の孤の姿なのだろう。


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          ↑:「広場」。


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          ↑:左から 「風のあそび」 「広場」。


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          ↑:左から 「かなたへ」、「家路」。


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          ↑:「白樺」。



 愛着深い小品が沢山並んでいます。もっと載せたいのですがキリがありません。
 今週の土曜日までです。

by sakaidoori | 2011-04-28 08:29 | 時計台


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